Financial Accountant 森田 昇吾さん 大阪府出身・ブラントフォード在住|キャリア目標のあるカナダ留学
「キャリアにつながる留学・進学」をサポートするMYNDS。私たちがこれまでにカウンセリング・留学サポートをし、現在は社会人としてカナダで活躍する方々にスポットを当てていきます。
- カナダ滞在歴…13年
- 卒業校…Southern Alberta Institute of Technology(SAIT) / Business Administration(2年)
- カナダの好きなところ… 年齢にとらわれず挑戦できるところ
- 目標・目的を達成するために大切なこと…自分を信じること。根拠なき自身も大事
現在について
ー現在のお仕事の内容を具体的に教えてください。
日系自動車部品メーカーの財務部で、ファイナンシャルアカウンタントとして決算業務のサポート、売掛金・買掛金管理、固定資産管理、税務申告準備などの会計・経理業務全般を担当しています。また本社からの資料の英訳、カナダ支社の稟議書の和訳、通訳担当者が不在の時の通訳サポート等も時々行っています。
ーお仕事のやりがいはどのようなところですか?
財務部は4人と少人数のため、幅広い業務に携わり、会計・経理の知識やスキルを日々伸ばすことができること、また勤務年数に関係なくやる気や能力次第でステップアップの機会が平等に与えられていることです。日系企業であるため、本社からの出向者と現地ローカル社員の架け橋になる機会があることにもやりがいを感じます。
希望のホテル業界を断念し、まずは永住権取得を目指す。
留学前
ーカナダ留学を決めた理由は何ですか?
将来海外のホテルで働きたいという目標を持っていたため、大学卒業後にホテル業界へ就職し4年間勤務しました。その後オーストラリアのホテルでインターンシップを約1年半経験し、そこでの労働環境が非常に良かったので、海外生活を継続したいと思い、ワーキングホリデービザでカナダに行くことを決めました。
ーカレッジ進学を決意した経緯を教えてください。
当初、カナダでのホテル業界への就職と永住権取得を目指していましたが、ホテルの就職がなかなか難しく、日本食レストランに就職しました。職場から就労ビザをサポートしてもらい、4年勤務した頃に無事に永住権を取得、その後カナダに長く住むことを見据えて、カレッジ進学を決意しました。なるべく一人でも仕事ができ、英語でのコミュニケーションが限られている仕事の方が活躍できるのではと思い、ホスピタリティから会計・経理分野に方向転換することにしました。
留学中
ーカレッジ在学中のエピソードを教えてください。
当時住んでいたカルガリーで、就職に強いカレッジであるSAITのビジネスアドミン・アカウンティングコースを受講しました。
30代に入ってから、しかも語学学校からのスタートだったので、カレッジ入学前の英語クラスが一番苦労しました。プレゼンテーション中に頭が真っ白になって言葉が出てこなくなる等、恥ずかしい思いもしましたが、予習復習を毎日行い日々努力した結果、なんとか本科に進むことができました。
カレッジ本科では、財務会計、管理会計、会計ソフトウェア等、就職した際に必要なスキルを想定した授業でコースが組まれていました。授業の進むペースはとても早く苦労もしましたが、順調に単位を取得することができました。
年齢やキャリアに捉われず、挑戦すること。
就活
ー就職活動のエピソードを教えてください。
30代になってからのキャリア変更で会計分野での経験がないことから、就職活動で苦労するだろうと想定はしていました。そのため学生時代はすべての科目で高いGPAを取ることを心掛け、テスト前は猛勉強しました。それでも就職イベントでコミュニケーションが上手く取れなかったり、なかなか厳しいなと思うこともありました。幸い個人会計事務所と縁があり、GPAのスコアが良かったことから採用されることとなりました。
ーカナダでのキャリアアップについて教えてください。
まずは会社から与えられた仕事をきっちりこなすことが重要です。もし現在のポジションの仕事に慣れて新しいものを学ぶことが無くなったと思ったら、会社の新しいポジションに挑戦するか、もしくは転職してキャリアアップを目指します。カナダではキャリアアップのための転職はよくあることなので、会社に迷惑がかかる等と気にすること無く堂々と挑戦していいと思います。私自身もステップアップできる環境を求め、現在の会社に転職しました。
カナダで就職を目指す学生へアドバイス
現在多くの日本人がカナダの企業で活躍されています。簡単ではありませんが、決して狭き門ではないです。自分が将来カナダの企業で働いているイメージができるのであれば、自分を信じてみてください。またキャリア変更に年齢は関係ありません。現に私は30代になってから語学学校をスタートし、キャリア変更をすることができました。年齢に捉われることなく挑戦し続けてください。皆様の健闘をお祈りします。