日本語学校の運営企業に勤務 若林 綾乃さん 愛知県出身|留学経験者の今、カナダ留学と帰国後のキャリア
「キャリアにつながる留学・進学」をサポートするMYNDS。カナダ留学を経て、現在は日本で活躍する社会人の方々にスポットを当てていきます。
- カナダ滞在歴…2017年1月から2年3ヶ月
- 留学都市…トロント
- 滞在ビザ…学生ビザ、ワーキングホリデービザ
- あなたのカナダ留学を一言で表すと?… やりたいと思っていたことができた場所
- カナダ/日本の好きなところ…人が優しい、スーパー、食べ物(Poutine、ケチャップ味のチップス、Shawarmaなど…)、日本:きれい、時間を守る、家族にすぐに会える
- 目標・目的を達成するために大切なこと…目標達成をするための行動を細分化して、時系列(月次、週次、日次)に置き換えて日々何をすべきか考えること
現職では英語を利用することが多いという若林さん。カナダ留学前は外資系企業に勤めていたものの英語でのコミュニケーション能力不足を痛感し、留学を決意。カナダでの「違いを受け入れる」という経験が、国際色豊かな職場で活かされているという。英語を使って仕事がしたいという思いでキャリアの道を歩む。
現在について
ーお仕事の内容を教えてください。
日本語学校を運営している企業で働いています。
お客様(学生)は30〜50代の駐在員の方やその家族が多く、日本語学習のサポートをしています。一人ひとりの学習目的や日本語レベルを確認した上で、ご希望に合うプライベートレッスンやグループコースの開講、講師のアレンジを行うのがメインの業務です。他にも、人事採用に携わったり、担当拠点のアシストマネージャーをしています。
お客様の日本語力が伸びて、日本語でコミュニケーションを取ろうとして頑張っている姿を見たときはやりがいを感じます。
カナダ留学を経験したからこそ寄り添える。
お仕事や生活において、カナダ留学と紐づく点はありますか?
外国籍のスタッフもいるため、社内外とのコミュニケーションでは英語を使用することが多く、留学で身に付けた英語が発揮できています。
また、お客様から母国以外で暮らすことへの不安や期待などを伺うことも多いです。自分自身も文化や習慣の異なるカナダで暮らしていたという経験が、お客様をより深く理解する上で役に立っています。
日本とは文化が異なる方々とのコミュニケーションを通じ驚くこともたくさんあります。世の中には多様な文化や考え方があり、いろんな可能性や違いを受け入れていくということを、私は留学時代に経験しているため、それを今の仕事に活かせていると実感しています。
カナダ留学
ー留学を決めた理由は何ですか?
留学をする前に勤めていた会社は外資系企業だったのですが、英語でのコミュニケーション力が足りないと感じていました。勉強をし直して、帰国後に英語を使って仕事をしたいと思い、留学を決めました。
ーカナダ留学時、計画していたことはありますか?
まず半年間語学学校へ通学しました。その後はワーキングホリデーへ切り替えて現地のカフェで少し働き、オフィス勤務も経験しています。カナダでずっと働けたらいいな、と思いつつ、イギリスのワーキングホリデーにも行きたいと思っていました。カナダのビザが切れるタイミングで運良く当選し、イギリスへ渡航することになりました。
ー印象に残っているエピソードを教えてください。
ルームメイトが全員カナダ人だったので、そこでたくさん友達ができたことが良かったです。誕生日会をしたり、住んでいた家がたまたま映画の舞台に使われたり、色々な経験をさせてもらいました。
納得のいく就職とキャリアを求めて。
就職活動
ー日本での就職活動について教えてください。
帰国後の就活は、有難いことに比較的スムーズに内定を複数いただきました。中でも、英語を使って仕事をしたいという思いから、外国籍の方がたくさんいるという企業に一度就職しましたが、実際にはおらず転職をしています。
当時は帰国してすぐ働きたいという焦りとリサーチ不足もあり、希望する環境での就業が叶わず、その点が難しいと感じました。
その後も英語を使える仕事を諦めずに受け続けました。ビジネス英語までのレベルはなかったため、面接の練習やレジュメの添削をカナダで出会った友達にお願いしました。
ー今後のキャリアについて予定はありますか。
実は転職を予定しており、太陽光発電設計を行う企業という、全く別の業態への転職です。社員の半分が外国籍で、私の業務は建設チームの営業アシスタントになります。主に、会議や商談での通訳をしたり、議事録を書いたり、クライアントとの交渉をしたりします。また、チームメンバーの出張手配も業務のひとつです。現職よりもさらに英語を使って働きたいと考え、今よりも外国籍の方が多い企業への転職を決めました。
商談の場で通訳を行ったことはないので、不安もありますが、新たなチャレンジができることにワクワクしています。
カナダ留学後、日本で就職を目指す方へ
働く上での譲れない条件や目標は強く持ち続けてください。今まで頑張ってこられた経験に自信を持って、就職活動を頑張ってください!