IT職特化の転職エージェント / 営業 佐藤 裕介さん 大阪府出身|留学経験者の今、カナダ留学と帰国後のキャリア
「キャリアにつながる留学・進学」をサポートするMYNDS。カナダ留学を経て、現在は日本で活躍する社会人の方々にスポットを当てていきます。
- カナダ滞在歴…2011年2月から2年半、2015年3月から3年
- 留学都市…トロント
- 滞在ビザ…学生ビザ、ワーキングホリデービザ、就労ビザ
- あなたのカナダ留学を一言で表すと?…新しい自分を発見!
- カナダ/日本の好きなところ…カナダ:多種多様な文化 / 日本:サービスのクオリティが高い
- 目標・目的を達成するために大切なこと…周りに流され過ぎず、自分をしっかり持つ
現在、IT職に特化した転職エージェントで営業に携わる佐藤さん。留学前も営業職に就いていたため、カナダでは営業スキル×英語の仕事に就けたらと思っていたところ、人脈形成から就職につながった。営業スキルはさらに磨かれ、日本帰国後は留学経験や職歴、そして的を絞った就職活動により、スムーズな採用に至った。
現在について
ーお仕事の内容を教えてください。
IT職特化の転職エージェントで営業職に就いています。転職をしたい候補者と人材を採用したい企業をマッチングする仕事です。主に、企業担当として既存及び新規の企業様を担当し、採用課題のヒアリング、求人作成、人材提案、選考のフォローなどを行っています。
ーお仕事のやりがいはどんなところですか?
ITエンジニアは、企業の人事側での査定基準と現場エンジニアが希望する人材像がなかなか一致しないことが多々ある、 採用難易度が高い職種です。そのため、人事と現場の溝を埋め、企業の人事担当と協力して採用を成功させることができた時はやりがいを感じます。また、営業職ということもあり、売上が上がる瞬間はやはり嬉しいです。
ーお仕事や生活の中でカナダ留学の経験が役立っている場面はありますか?
もともとは同じ会社内の、グローバル人材を専門とする部署に配属されていました。これは採用過程でカナダでの留学・就労経験が企業側の目に留まったことも影響しています。
英語に関しては現在あまり使用することはありませんが、外国籍の方がサービスを利用される際に社内から英語関連で質問を受ける時など、簡単なアドバイスができています。
それから、会社の評価に「様々なバックグラウンドを持った人と働く」という項目があるのですが、意識していなくても自然にできているのではないかと思います。日本で暮らす日本人の中にも色々な方がいますが、固定観念に捉われずに接することができるのは、カナダで培った能力かもしれません。オープンマインドな姿勢でコミュニケーションをとることにより、取引先の方々とも信頼関係を築くことができています。
カナダ留学
ーなぜ留学をしようと思ったのですか?
妹がアメリカ留学をしたのち、英語関連の仕事に就いていたこともあり、英語ができるとキャリアの幅が広がりそうだと思ったのがきっかけです。
もともとアメリカへ行こうと考えていたのですが、英語の発音がきれいと聞いたことやワーキングホリデー制度があること、学校やプログラムの選択肢が豊富、そして治安が良いことから、カナダに決めました。
目標は漠然としていましたが、日本で学んだ営業スキルを英語で活かせる仕事に就けたら良いな、くらいに思っていました。
ー思い出に残っている出来事を教えてください。
英語が全く話せない状態で渡加したため、やはり語学学校でクラスメートとコミュニケーションを取るのには苦労しました。ほぼ毎日図書館で勉強しましたが、やはり会話のスキルはなかなか上達せず、何度も挫折したのを覚えています。挫折を乗り越えたかと言うと、そうでもないのですが、カナダ人を含む複数の友人のお陰で気持ちがリフレッシュでき、また頑張ろうと思えました。今となっては、あの勉強の日々はとても良い経験になっています!
また、滞在中はイベント事には積極的に参加するようにしていたこともあり、人脈を広げることができました。カナダでの就職はまさにこの人脈からチャンスを掴みました。
拠点を定め、志望業界を絞って集中的に。
就職活動
ー日本での就職活動について教えてください。
最初は地元で就職活動をしていましたが、求めている仕事の求人数が少なかったため、東京に拠点を移すことにしました。地元から就職活動をすることも可能でしたが、面接の度に地元と東京間を移動するより、身を移して集中的に活動した方が効率が良いと考えたためです。また、業界も『人材業界』+『英語』と的を絞っていました。その甲斐もあり、2〜3週間ほどで採用が決まりました。
カナダ留学後、日本で就職を目指す方へ
留学となると、日本の企業はどんな経験を積んできたのかシビアにみる傾向があります。カナダで目一杯楽しむことも大事ですが、将来を見据えてしっかりアピールできる“何か”を身に付けられるよう、一日一日を大切に頑張ってください!