【注目】 カナダ食料雑貨店 深刻な在庫不足と従業員不足に直面|今日のニュース
カナダの食料雑貨店は、食料安全保障を脅かす労働力と製品の不足の増加に苦しんでいる。
カナダ独立食料品連盟の公共政策担当上級副社長であるゲイリー・サンズ氏は、火曜日、「病気やCOVID-19プロトコルによって働くことのできない従業員の割合が一部の店舗で約30%に達し、その数は増加し続けている」と述べた。
現在カナダの多くの州では、COVID -19検査を受けることができないが、COVID-19に感染した疑いがある場合、1週間以上隔離が必要である。
これにより感染者の増加と共に長期間勤務できない従業員が増加している。
「今後状況が悪化した場合、一部の食料品店は営業を続けることができなくなり、唯一の食料品店に依存している農村部や遠隔地の食料安全保障が脅かされる」とサンズ氏は述べた。
また、「ジャストインタイム」の配達に依存している食糧雑貨店は、悪天候などの一時的な問題でさえ、遅延や不足を引き起こすとみられている。
カナダ小売評議会のスポークスマン、ミシェル・ワシリシェン氏は、「一部のスーパーマーケットから在庫が無くなってしまうという状況は一時的なものにすぎないはずだ。小売業者は商品をできるだけ早く店に届けるためにあらゆる手段を模索している。」と述べた。
一方、店舗では、トラック輸送業者の不足や梱包と加工の遅れ、天候不良などのサプライチェーンの問題に起因する製品不足も発生。
カナダ政府のワクチンに関連する新たな規制によって激化したトラック運転手不足など、一部のサプライチェーンの問題はより長く続く可能性があり、特にカリフォルニアからの果物と野菜の供給に関して遅れが生じている。
サンズ氏によると、カナダ中央部の食糧雑貨店はほとんどの場合数週間の遅れが報告されているが、西部はさらに不足が深刻。場合によっては様々な製品において通常の在庫の約40%が不足しているとみられている。「特に西部では、一部の食料雑貨店は、供給の面で2020年の春と同じくらい状況が悪いと言っている」と述べた。
不足しているのは農産物だけではなく、スープ、シリアル、掃除用品はすべて通常よりも少なくなっているという。
参考記:CP24 https://www.cp24.com/news/grocery-store-closures-loom-amid-labour-product-shortages-1.5744608