【注目】トロント 週末も抗議活動による市内道路封鎖続く|今日のニュース
オタワで続けられている、反ワクチン義務のトラック運転手による抗議活動「Freedom Convoy」は3週目に突入。先週末はトロントのクイーンズパークエリアに大型車両が集結し、市や警察が道路を封鎖するなどの対応に迫られ、今週末も同様の抗議活動が行われるとして、市は警戒を強めている。
2月12日正午に開催される予定の抗議活動に対し、警察は先週末と同様の措置をとると発表した。なお、クイーンズパーク周辺は、ブロアーストリートからカレッジストリートまで既に水曜日から閉鎖されている。警察はまた、この地域のウェルズリーストリートとカレッジストリートの一部を追加で封鎖すると発表した。
州議会近くの地域に大型車がアクセスできないよう対応しているが、歩行者の通行は可能としている。
先週土曜日には約2,000人がトロントのデモに参加し、逮捕者も出たが、警察は平和的な抗議活動であると強調している。
また、オンタリオ州内の重要な国境検問所であるアンバサダーブリッジがデモにより閉鎖されており、国の重要なライフラインに重大な影響を及ぼしているため、州は金曜日、非常事態宣言を発動した。
重要な物流や人、サービスの流れを妨げたり停止させることは違法とし、違反した場合、最大10万ドルの罰金と最高1年の懲役を課せされるとしている。
ダグ・フォード首相は、抗議者の一部のグループが「混乱、脅迫、混乱を通じて政治的議題を強制しようとしている」と指摘。
彼は、「オタワでの抗議行動を終わらせる必要がある」と述べ、「まだオタワにいる人たち、国境検問所にいる人たちへの私のメッセージです。家に帰ってください。お子さんを連れている方は、子供を連れて家にお帰りください。私はあなたに強く勧めます、抗議活動の場を去るべきであり、そしてそれは平和的に終わるべきです」と呼びかけた。
また、昨日フォード政府は、抗議のためにGiveSendGoを通じて寄付された数百万ドルを凍結するよう裁判所に請願した。
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