【注目】カナダ 今後3年間で130万人の移民受け入れを表明|今日のニュース
今年は当初の予定より2万人増加
カナダは2月14日(月)、パンデミック後の今後3年間で移民を130万人受け入れると表明した。
カナダは移民に大きく依存している国であるが、大量の移民を受け入れることで今後のパンデミック後の労働力を増やし経済成長を加速させることが狙いだ。
昨日発表された計画によると、
2022年:43万1,000人
2023年:44万7,000人
2024年:45万1,000人
の永住者を追加することを目指しているという。
2020年10月に発表されていた移民計画は訂正され、2022年と2023年はそれぞれ41万1,000人と42万1,000人の目標からより高く修正され、約2万人ずつ追加された形だ。
昨年、カナダは40万5,000人以上の永住者を迎え、カナダの歴史上最も多い増加となったが、今後3年間はさらに増加することが見込まれている。
カナダは、新規受け入れにあたり、高いレベルの移民を必要としている。その理由は、労働人口を増やして税収を十分に確保することにより、それらが経済成長の下支えとなり、教育や医療を含む重要な社会サービスが国民に十分に供給されることを期待しているからだ。
カナダでは人口の高齢化やCOVID-19による経済への打撃、海外からの移民の減少により、カナダ企業の多くが労働力不足に直面している。
移民大臣のショーン・フレイザーは声明の中で「移民は、カナダを今日の国に形作るために大きな役割を果たしており、今後のカナダの景気回復に到達するための鍵である。」と述べている。