【注目】ポテトチップスが買えない⁉︎カナダの一部店舗で不足しているワケ|今日のニュース
最近、食料品店でポテトチップスが不足していることにお気づきの人も多いのではないだろうか?
RufflesやLays、Doritos, Tostitos、Fritos、Cheetosなどの様々なテトチップスが大手小売店で品薄になっている。
ポテトチップスなどのスナック食品を製造、販売するFrito-Lay Canadaが、大手小売業者であるLoblawCompaniesとの価格論争により、LoblawCompaniesが所有するすべての店舗への製品の出荷が差し控えられていることが原因だ。決して販売自体が廃止されている訳ではない。
Frito-Lay Canadaのスポークスマン、シェリ・モーガン氏は、カナダのメディアに対し、「私たちのビジネスは、材料、包装、輸送などのアイテムのコストの上昇による前例のない圧力に直面している」と述べ、「カナダでの事業に対するこれらの圧力を相殺するために、市場全体で一貫した価格に調整を加えた。」と話している。
一方、LoblawCompaniesは声明で、「小売価格の上昇を最小限に抑えることに引き続き焦点を当てている」と述べており、LoblawCompaniesのスポークスマンのキャサリン・トーマス氏によると、「サプライヤーがより高いコストを要求した場合、それらが適切であることを確認するために詳細なレビューを行う」と話しており、「これは簡単に解決できる問題ではない可能性があり、極端な場合、サプライヤーは出荷を止めるだろう」とも話している。
LoblawCompaniesが所有する店舗はLoblawsや No Frills, Shoppers Drug Mart, T&Tなどが含まれている。
LoblawsとShoppersでは、プレジデントチョイスまたはノーネームチップスを購入することはできるが、多くのFrito-Lay 製品は、他の小売店舗での購入が必要となるだろう。
カナダ統計局は先週、食品価格が1月に6.5%上昇したと発表した。食料品価格が前年比と比べ、過去約10年間で最大に増加しており、全体の年間インフレ率である5.1%を上回っている。
食品流通の専門家らは、この問題は、小売店とサプライヤー間の価格設定の話だけでなく、さらに広義な問題を象徴しており、この問題がチップスだけにとどまらず、ベーカリーや乳製品などの他の食品においてもみられると指摘している。