テイクアウト容器がアップサイクルで大変身!|編集部ブログ
先週末Leslieville Flea MarketでPlastic Fluxという面白いスタートアップビジネスと出会いました。彼らの展示テーブルにはいくつもの白黒のコースターが並べられていて、デザインはまるで宇宙をイメージしたかのよう。私はてっきりgranite(花崗岩)で出来ていたと思っていたので、「これはプラスチックをリサイクルして作っています」と言われた時はピンと来ませんでした。実際に手に取ってみるととても軽くて、目で見た時と手で感じた時のギャップが大きくてとても驚きました。
コロナ禍でテイクアウト文化が当たり前になって、白や黒のプラスチックの容器をよく目にするようになったかと思います。特に黒の底が深い容器はラーメンやベトナムフォーなどの麺類や丼ものの配達には便利な容器です。白いプラスチックはテイクアウトに限らず、ヨーグルトなどの容器にも使用されています。便利な世の中ですが、トロントでは黒いプラスチックはリサイクル出来ないのが問題になっています。その問題を解決しようと立ち上がったのがビジネスオーナーのHansonさんとMohesanさんです。
今はまだ小さいビジネスなので友人や家族の家から出たプラスチックゴミを活用していますが、これからビジネスが大きくなるに連れてトロント市内でもゴミを集められるシステムを作ろうと考えているそうです。集められたプラスチックゴミは細かく刻まれて、それから形の枠に入れられ、溶かしてコースターを作っているそうです。Mohesanさんは「これからはテーブルなど家具も作っていく予定です」と意欲満々に話してくれました。
フリーマーケットだけでなくオンラインストアでもコースターを買うことができます。これからどんなものが出来るのか楽しみですね!
伊藤可奈
ヨガインストラクターと日本語講師をしている兵庫県出身の兼業主婦。趣味は散歩、ビンテージショップ巡り、古本屋さん巡り。子供を連れて街の写真を撮っている背の低い日本人お母さんをもし見かけたら、それは多分私です。