ちょっとネタに使えるウワサの大麻関連ニュース|特集「カナダ・マリファナ合法化」
大麻合法になった今日までここ数ヶ月間カナダのメディアが報じた大麻事情やケーススタディ、噂など大麻事情トークでちょっと使える小ネタを集めてみました。
投資家ピーター・ティール氏がまた儲けた!
PayPalの創業者でシリコンバレーで大きな影響力を持つティール氏の出資ファンドが、大麻を使った医薬品開発を手掛けるカナダ企業のティルレイ社の株価急伸で、持ち分1兆3千億円越えを果たし、巨額の利益をもたらした。
このファンド、プライバティアは大麻事業に集中投資するため7年前に設立され、ティルレイ株76%を保有している。ティルレイの株価は、大麻関連株の需要急増の追い風を受けIPO後に10倍余り上昇した。
あのセカンドカップがマリファナ取扱店に生まれ変わる?
オンタリオ州に130店舗以上を構えるセカンドカップは、今年ナショナル・アクセス・カナビスとパートナーシップを締結した。City Newsによると、コーヒー業界は競合であるティムホートンズとマクドナルドが低価格かつ高品質の商品を提供するようになっている今、生き残りが困難な状況にあるそうだ。そのため大麻合法化をきっかけに差別化をはかるツールとして、一部店舗で大麻関連商品を取り扱うことにすると報じている。
子どもの読解力低下の可能性
THE GROWTHOPが報じた記事によると、Montreal Sainte-Justine(MSJ)病院の研究では、10代の子どもが少量でもマリファナを摂取した場合、学力低下の可能性が考えられると発表した。飲酒も加わることで学習・記憶・集中する能力は弱まり、また青年期の若者にとっては認識力を劣化させる大きな原因となる。
MSJ研究チームは「大麻は、摂取量に関わらず体内に入ってしまった限りは身体に対してリスクが無いとは言い切れない。これは全国民にとって極めて重要なことであり、特に若者には十分な理解が必要だ。」と取り扱いに注意するよう述べた。
アメリカ入国の規制リスク
アメリカのニュース専門放送局CNBCは、カナダの大麻合法化によりマリファナ製造・販売企業に関わる投資家、職員、所持者、使用者が今後アメリカへ入国する際のリスクが高まると報じた。
税関・国境警備員のトッド・オウェーン氏は、「私たちが一人一人にマリファナの使用経験について問う事は無いが、大麻らしき臭いが感じられた場合、それに伴う質問をする可能性は多いにある。」と述べ、今までのようにアメリカにスムーズに足を踏み入れることは難しいと語った。大麻企業への関与や使用過去を認めると最悪のケースでは永久的に入国拒否をされる場合もあるとのことだ。また他の方法としては、個人のクレジットカードの履歴を照合し、大麻を購入していた場合、例え合法でも米国への入国を拒否される可能性もあるようだ。
カナダの国内線では大麻持ち込みがOK
カナダの国内線では30gまでの乾燥大麻の所持が認められるとのことだ。一方、国際線では医療用を含み一切の持ち込みが禁止されているため、注意喚起のボードが多く設置されている。また、フェリー、クルーズ、鉄道を使って国外へ出る際にも適用されるので注意しよう。
認知症に有効な治療薬として注目!?
医療用大麻を取り扱うキャニメッド社によると、大麻に含まれるCBD(カンナビジオール)は神経系、炎症、嘔吐の緩和やがん細胞の抑制、さらに認知症やてんかんにも作用するという。特に認知症は安全かつ有効な治療薬が無いため、安価で副作用も少ない大麻は消費者にとって無くてはならない存在になると囁かれている。
イーロン・マスク氏、ツイッターで1株あたり420ドルでテスラを買い戻しとつぶやく。スラングを使った冗談なの?本気なの?と大問題に!
今年8月7日、テスラ社CEOのイーロン・マスク氏は、突如1株420ドルでテスラを買い戻し、非公開にするとツイートしたため、株価は急騰し一時売買停止に。そもそも420は、大麻のことを表すスラングということで、イーロン・マスクがマリファナを吸って酩酊状態の冗談ツイートだと思われていた。
しかし、その後テスラ公式ブログで、テスラのような会社は、非公開にとどまったほうが思いきりやりたいことをやれるとし、大騒ぎに。違法性も指摘され、最終的には証券取引委員会から証券詐欺容疑で提訴されるにまで発展した。このツイートで、420=大麻を指すと初めて知った人も多いようだ。