旅の終わりに胸打つ言葉 思い出に思いを馳せ|#編集部ブログ
先日、5日間フランス・パリへ旅行に行きました。その時の話は後日改めてブログ記事にするとして、空港で偶然見かけた言葉に感動したのでここでシェアしたいと思います。
パリのシャルル・ド・ゴール空港までのLCC往復便は、トロント・ピアソン空港ではなく郊外にあるハミルトン空港からの出発です。パリから帰国し非常に疲れた状態の中で入国審査を終え、トロントまでの帰途に1時間半ほどかかるということでとてもしんどい思いをしていた時のことです。
ゲートをくぐって近くのベンチに座っていると、目の前に大きな文字で書かれた広告のようなものがありました。
“Like all great travellers, I have seen more than I remember, and remember more than I have seen.”
「すべての偉大な旅人たちのように、私は覚えている以上のことを目にし、目にした以上のことを覚えている」
今から約200年前にイギリスで政治家や小説家として活躍した、ベンジャミン・ディズレーリという人の名言だそうです。この言葉を初めて知りましたが、旅を終えたばかりの私の心には大きく響きました。今回の旅行ではもちろんスマートフォンで写真や動画を撮影し、多くの場所やものを心にもスマホの中にも記録しました。しかし、最初から最後まで全ての瞬間を記録できたわけではありませんし、頭の中に全ての瞬間を記憶することも難しいでしょう。しかし、覚えていなくてもたくさんのものを目にしたのは確かであり、見たもの以上に匂いや感覚などさまざまなことを覚えています。旅行が終わると寂しくもなりますが、旅をするたびにこの言葉を思い返し、「私は今回も最高の旅をした!」と堂々と感じられるようにしたいです。次の旅行はどこに行こうか、次の旅にも期待大です!
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。