TORJA読者旅行記#56 台湾
#056 台湾
今月のレポーター Kanahoさん
日本から飛行機で約2時間、日本の南に位置する台湾。台北をメインとした2泊3日の旅へ行ってきました。
私が行ったのは2月でしたが、台湾は沖縄よりも南に位置するので、日中はアウターなしで歩けるほどの暖かさでした。しかし、夜は少し冷えるのでアウターを持って歩きました。
空港についてまず私たちが向かったのは、西門町。ここは、日本でいう渋谷のような場所らしいです。確かにお店がたくさんそろっていて、夜にライトアップされると「都会!」という感じでした。ショッピングやお土産を買うにはオススメです。
次に向かったのが、台北のランドマークでもある“台北101”。101階もある大型ショッピングビルです。最上階は展望台となっており、展望台からは台北市内を一望することが出来ます。ビルの中はラグジュアリーブランドからカジュアルブランドまで多くのショップが揃っており、レストランやお土産屋さんも入っていました。地下には、日本でも有名な小籠包のレストラン“鼎泰豊”も入っており、長蛇の列が出来ていました。お土産からショッピングまで一気に済ませることができる最高の場所です。
2日目の午前中は、台北に何ヶ所かあるショッピング街を周りました。いいローカルのご飯屋さんを探し周っていると、まさかの日本でも有名なあのSOGOが‼この日の昼ご飯は、SOGOの地下にあるフードコートで手短に済ませました。フードコートには、日本で見たことのない台湾料理ばかり並んでおり、その中から今まで食べたことのない台湾食のセットを頼んでみました。ご飯はチャーシュー丼のような感じで美味しかったですが、スープは薬草っぽい独特な匂いがしたので、飲みきれませんでした。
夕方は、映画「千と千尋の神隠し」の舞台として有名な九份へ。台北市内からは遠いので、バスもしくはタクシーでしか行けません。私は乗り合いタクシーで向かいました。台北市内には、普通のタクシーだけでなく、観光客向けの乗合タクシーがたくさんあります。観光客は日本人ばかりなので、九份行きの日本人を見つけて、大勢で乗れば、交通費を安く抑えることができます(4〜5人で乗り合いすればバスと同じくらいの値段だったと思います)。着いた頃にはもうすっかり暗くなり、雰囲気がかなり出ていました。有名スポットに行くまでは商店街がずっと続き、台湾フード、中華料理、お土産屋さんが主に並んでいます。その中でも「臭豆腐」という異臭を放つ豆腐のお店がいくつかあり、マスクなしでは通り抜けることができませんでした。商店街を抜けるとそこにはあの「千と千尋の神隠し」の世界が一面に広がっていました。お店や、そこから見える九份の街並み、赤い提灯などが映画の世界そのもので、その景色はもう圧巻でした。
最終日は、現在は日本にもある台湾の有名なかき氷屋さん“アイスモンスター”へ。かき氷を1人一つ頼みましたが、大きすぎて食べきれませんでした。2人でシェアするくらいがちょうどいいサイズでした。その後、台湾の神社巡りをしました。旧正月ということで多くの人が参拝していました。お寺の造りや色遣いなどは、日本のお寺と少し違い、台湾の歴史を感じられる建物ばかりでした。最後の夜ごはんは、どうしても台湾で食べたかった小籠包を。台湾では有名なお店がいくつかあるそうですが、全く調べていなかったのでその辺にあったお店に入りました。外から小籠包を作っている姿を見ることができ、その職人業は素晴らしく、思わず見入ってしまうほどです。行き当たりばったりで入ったお店でしたが味も素晴らしく、値段もそんなに高くはありませんでした(残念ながらお店の名前をチェックし忘れました)。
歴史が多く詰まったところから、ショッピング街など、現代と歴史が融合した台北はとても魅力的な街でした。今回訪れたのは台北でしたが、台湾南部や中部には大自然が広がっており、台湾でしか見られない絶景スポットがいくつかあるそうなので、機会があれば次はその絶景を観に行きたいと思っています。
懸念していた中国語も、日本人観光客が多いことや、歴史的背景から多くの店員さんが日本語で対応してくれたので、心配する必要がありませんでした。また、いろんな感動を求め、いろんなところへ足を踏み入れたいと思います。
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