ヘルシーでオシャレ!ホリデーシーズンにぴったり。今話題のReady to drinkに注目!セルツァー・ サイダー|特集「気になる永住権とシュワっとセルツァー 」
クラフトビールやクラフトジンの次に近年人気が高まっているのがサイダーやセルツァー。実はこれらのドリンクはカロリー控えめ、砂糖不使用など、健康を意識したライフスタイルにもよくマッチするドリンクなのだ。Ready-to-drinkの缶はラベルデザインがおしゃれであることが多く、パーティーなどでも重宝する。ヘルシーにアルコールを楽しみたい方、新たなドリンクを開拓したい方へ、おすすめのドリンクを20種紹介する。
サイダー/100kcal/その他おすすめ
【商品情報】 販売会社名、容量、カロリー、脂肪、炭水化物、アルコール度数などを順に記載
サイダーとは
リンゴを原材料として作られる発泡酒で、フランスのシードルと似たものである。ジュースのサイダーと区別するためにハードサイダーとも呼ばれる。リンゴが多く採れるアメリカでは長い間愛されてきたドリンクだ。
シードルは甘みが強いものが多いのに対し、サイダーはビールのようなドライなテイストが特徴。またシードルはリンゴだけで造られるが、サイダーはリンゴ100%のものからクラフトビールのようにスパイスや茶葉といった副原料を使って醸造するものまで様々である。
アルコール度数は2~8%程度でビールのような苦味はほとんど無く、フルーティーな味わい。グルテンフリーでプリン体ゼロという点や、リンゴ由来のポリフェノールやカリウム、リンゴ酸やクエン酸などが含まれる点から、健康や美容効果も期待できると近年注目されている。ワインやビールに比べて飲みやすく、幅広い層に受け入れられやすい。スパイスや海鮮料理によく合う。
セルツァーとは
訳すると〝炭酸水〟という意味。アルコール入りは「ハードセルツァー」というが、アルコール入りでもセルツァーと呼ばれることもある。クラフトビールの人気を超える勢いで今アメリカ、特に西海岸で大ブームとなっている。2019年に入ってから急激に人気度が上昇し、アメリカのデータ分析会社Nielsenのマーケットリサーチによると、2018年春からの1年で193%の売上増という統計が出ている。
チューハイやサワーとは使っているアルコールが異なる。チューハイはウォッカや焼酎など香りのない蒸留酒にソフトドリンクを加え、炭酸で割ったアルコール飲料であるのに対し、セルツァーはサトウキビ由来の糖分による発酵で生み出されたアルコールを使用している。その魅力はヘルシーさ。グルテンフリー、低カロリー、低糖質という点で健康志向の機運が高まっているところにフィットしている。またフレーバー付けに本物のフルーツを使用していることが多く、味わいがナチュラルで多彩。
今までフルーツを使ったアルコールドリンクと言えば、低アルコールで甘みが強いものが多かったため、女性の可愛い飲み物というイメージが強くあった。しかし、ハードセルツァーはフルーティーで低アルコールだが、すっきりとした爽快な飲み心地となっている。そのため、男性が飲んでいてもかっこいいドリンクと認識されている。
マッキントッシュ100%の濃厚サイダー
1. Little Mac
カナダ原産のマッキントッシュアップル100%で作られた濃厚なサイダー。砂糖不使用とは思えないほどに甘みが強い。アルコール度数は6%と他と比べると少々強めだが、それを感じさせないほどリンゴのジューシーさが勝っている。グリルポークリブとよく合うとのこと。リンゴのナチュラルな甘みがポークリブを優しく流し込んでくれるのかもしれない。缶の赤いイラスト部分はでこぼこした加工がされていて思わず触っていたくなる粋なデザインだ。
余談だが、Apple社のマッキントッシュはこのサイダーに使用されているマッキントッシュアップルから名付けられたそうだ。
リバティーから始まる糖分からの解放
2. Extra Dry Cider Ontario Apples
Liberty Villageはかつて最高警備刑務所があった土地だということをご存知だろうか。Liberty Village Beverage Co.は多くの囚人が自由の第一歩を踏み出したこの場所で、糖分からの解放を彼らに重ねて立ち上げられたブランドだ。オンタリオ産のリンゴを100%使用しており、保存料や糖分は不使用。ナチュラルなリンゴの甘酸っぱさをそのまま活かしている。とてもフルーティーだが、甘さは抑えめでとても飲みやすい。フレーバーはOntario AppleとPeachの2種類。本物のフルーツから生み出される爽やかさを体感してみていただきたい。
100年の歴史を持つ地元産のフレーバー
3. Growers Light Extra Dry Apple
1922年BC州にて創業という大変長い歴史を持つGrowers。自然なフルーツのフレーバーと地元で栽培されたリンゴを使用することを大切にしているとのこと。様々なフレーバーを展開しているが、今回はLight Flavoursの一つをご紹介する。伝統的なサイダーのテイストを名前の通りライトに楽しめる。少しの苦味もあり、キリッとした喉越しであと引く美味しさだ。グルテンフリー、脂肪0、カロリー110kcalでこの満足感を得られるのはありがたい。Light Flavoursシリーズにはこの他ブラック・チェリー味も展開されている。
サイダーとコンブチャの爽やかな融合
4. Pombucha
ハードサイダーとコンブチャをかけ合わせた他にはないドリンク。地元産のハニークリスプアップルと地元産のコンブチャを使用して少量ずつ手作りで作られているそう。香りにはリンゴはもちろんのこと、シトラス系のフルーツの雰囲気も感じられて華やか。フルーティーな香りが細かい炭酸とともに喉を潤し、レモンなどを思わせる少し苦くてドライな後味が心地よい。ほんのりと紅茶や緑茶のようなニュアンスも感じられて、日本人にとっては比較的馴染みやすいのではないだろうか。アルコール度数が抑えめでグルテンフリーであることも飲みやすさに繋がっているのかもしれない。しっかりと冷やしてそのまま飲むもよし、グラスに氷と一緒に入れて楽しむもよしとのこと。シャワー後にさっぱりといただくのに良さそうだ。
中身もラベルもシンプルイズベスト
NÜTRL Vodka Soda
砂糖、甘味料、保存料、添加物すべて不使用、脂肪も炭水化物も0gの健康志向な方にぴったりのドリンク。甘々なセルツァーや高カロリーなドリンクとは一線を画す新しいドリンク。日本のレモンサワーやグレープフルーツサワーなどに近いが、より強い炭酸とすっきりさが楽しめるシリーズだ。フレーバーはレモン、ライム、グレープフルーツ、クランベリー、パイナップル、チェリー、マンゴー、ピーチ、ラズベリー、グレープの10種類。とても豊富である。
Nütrlは他にもボトルのウォッカ、ウォッカをより多く使用したNÜTRL7 Vodka Soda、ウォッカを使用したカクテルNÜTRL MÜLEなどの商品も販売している。どれもシンプルで現代的なデザインとなっているのも魅力の一つだ。
青い王の名にふさわしい爽やかさと高級感
Rey Azul Tequila & Soda
色使いから爽やかさが伝わってくるデザイン。テイストのバリエーションはライム、パイナップル、グレープフルーツ、マンゴーの4種類があるが今回はライムをいただくことにした。強めのテキーラの香りに、ライムとほんのりと感じる塩味。クリーンでおしゃれな味わいだ。バーのカウンターでいただくカクテルのような本格的なテイストで、これが家で飲めること、そしてグルテンフリー、砂糖無添加、さらに100kcalということが大変ありがたい。
社名のRey Azulはスペイン語で“青い王”という意味。メキシコの標高が高い場所などで栽培されるブルーアガベというテキーラの原料になる植物を象徴している。ホームページやInstagramは陽気で明るい雰囲気を全開に放っていて素敵なのでぜひ訪れてみてほしい。
健康に楽しむシンプル&すっきりソーダ
1. Cottage Springs Vodka Soda
とてもシンプルなウォッカソーダ。テイストはレモンライム、ブラッドオレンジ、ワイルドチェリー、スイカ、オンタリオピーチ、グレープフルーツの6種類。今回はレモンライムをいただいた。信じられないほどさっぱりしていて甘ったるさは全くない。というのも一缶でたったの100kcal、脂肪も炭水化物も含まれていないのだ。するすると喉を通って渇きを潤してくれる。ナチュラルなレモンとライムを使用しているとのことで、健康志向な方にはもってこいの1本である。
Cottage Springsは2018年に始まったブランド。どんな場面でも楽しめるようにと幅広い製品を展開しているが、このウォッカソーダはシンプルで明るい時間から飲みたくなるシリーズだ。
多彩なシーンで楽しむ軽やかさ
2. Cottage Springs Vodka Lemonade
Cottage Springsによるウォッカレモネード。缶タイプのバリエーションはラズベリー、ストロベリー、クラシック、そしてピーチの4種類だ。今回はラズベリーレモネードをご紹介。とてもフレッシュなラズベリーの甘酸っぱさとレモネードの甘酸っぱさや爽やかな苦みがよくマッチしている。砂糖は1gのみでカロリーも100kcal。さっぱりと軽く飲めてしまう。暑い日にそのまま飲んだり、デザートと合わせて頂いたり、部屋の照明を落としておしゃれに嗜んでみたり。色々な場面で楽しみたくなる1本だ。
炭酸が苦手な方にもおすすめの爽やかドリンク
Cottage Springs Vodka Water
こちらはカナダ初のウォッカウォーターとのこと。炭酸が苦手な方にもおすすめだ。ミックスベリー、ラズベリーライム、シトラス、ブルーベリー、マンゴー、コンコードグレープとあるが、今回はストロベリーキウイのテイストを試してみた。甘酸っぱいストロベリーとキウイのコラボレーション。ゴージャスでありつつもすっきりとしていて、するすると喉を通っていく。炭酸がないことで滑らかさも感じられる。これでたったの100kcal、しかも脂肪、炭水化物ともに0gというのは驚きだ。
パーティーに最適なカクテルフレーバー
SoCIAL LITE Cocktail Seltzers
SoCIAL LITEは2013年に始まった、ウォッカソーダブランド。健康で活動的なライフスタイルに合うドリンクを作りたいということでつくり始めたそう。全てのドリンクは砂糖や甘味料は不使用、そしてグルテンフリーである。ウォッカソーダ、クラフトセルツァー、レモネードハードセルツァーなど種類も豊富だ。今回はカクテルセルツァーをご紹介。味はMango Mojito、Peach Bellini、Lime Margarita、Strawberry Daquiriの4種類でパック販売されている。100%天然のフレーバーで味付けされたカクテルはとてもフレッシュで軽やかだ。甘みはいやらしくなくさっぱりしている。それでいてバーで飲むような本格的な味わいがあり満足度は高い。ホームパーティーで活躍すること間違いなしだ。ぜひグラスに移してお家バーを楽しんでみてほしい。
女子会にもってこい?おしゃかわドリンク
Nude Pink Lemonade
NUDEはバンクーバー発祥のブランド。シンプルでカラフルなデザインが特徴でWebページやInstagramも大変おしゃれだ。ウォッカソーダ、ジンソーダ、テキーラソーダ、レモネード、ニアリーヌード ウォッカスマッシュという5つのラインがあり、どれも砂糖と甘味料不使用。すべての製品の売上の一部は動物の保護活動をする団体に寄付されるという。
今回試したのは、ピンクレモネード。香りは完全にレモネードで、甘酸っぱくて大変爽やかだ。炭酸は強め、その影響もあるのか苦味も強め。まさに大人のレモネードだ。おしゃれな缶は写真映えするため女子会のドリンクにもおすすめだ。
波を乘りこなす軽やかな1本
White Claw Hard Seltzer
Ready To Drinkの製品ラインナップが幅広いWhite Claw。中でもHard Seltzerはシンプルで定番のシリーズ。ブラックチェリー、マンゴー、ナチュラルライム、ルビーグレープフルーツ、ラズベリー、スイカ、タンジェリン、レモン、パイナップル、ブラックベリーと10種類のフレーバーがあるが、今回は一番人気だというブラックチェリーをいただくことに。
チェリーの酸っぱさと甘みのバランスがとてもよい。炭酸が少し強めに感じられて、喉越しが最高だ。White Clawは3つの波が同時に現れる状態を指すそうだが、勢いのある波を軽やかに乗りこなすような爽やかさのある一本だ。
Surgeの名にふさわしい満足感
1. White Claw Hard Seltzer Surge
Surgeという名前の通り、Hard Seltzerよりも力強く、アルコール度数は7%。テイストはブラックベリー、クランベリー、ブラッドオレンジ、ナチュラルライムの4種類がある。今回いただいたブラッドオレンジ味は、しっかりと熟したオレンジのジューシーさと、ほんのりと香る甘みが楽しめる。オリジナルのHard Seltzerよりもアルコールの存在を感じられて、満足度が高い。
よく冷やしてそのまま頂くのもよいが、氷とともにグラスに注いで飲むとより良さが引き立ちそうだ。
イチゴの甘さ際立つハードティー
2. White Claw Hard Seltzer Iced Tea
こちらは名前の通り、アルコール入りのアイスティーだ。テイストはレモン、ラズベリー、マンゴー、ピーチ、ストロベリーの5種類。今回いただいたストロベリー味は、フレッシュなイチゴの香りがふわっと立ち上がり、終始甘さが際立っていた。そこに紅茶やアルコールによる渋みや苦味が重なってバランスよく仕上がっている。氷を入れて明るい時間から爽やかに頂きたい1本だ。
飲み終わったグラスには茶葉が少し残っていた。どれほど自然な紅茶の味なのか、ぜひ体感してみてほしい。甘みが強いので、苦い味が苦手な方には特におすすめしたい。
10周年を迎えた注目のスピリッツブランド
Gin Smash
Georgian Bay Spirit Co.はスピリッツと30種類ものReady-to-drink製品を販売している、今年10周年を迎えた会社である。新たなブランドを4つ立ち上げたということで今勢いに乗っている注目株だ。ジンソーダや、ウォッカやテキーラを使ったSmashシリーズなどもあるが、今回はSmashシリーズの始まりである、Gin Smashのオリジナルシトラスをいただいた。
レモン、オレンジ、ライムと柑橘系のフレッシュな甘さ、酸味、そして苦味が大変華やかだ。強すぎない炭酸とかすかに香るミントのキャラクターがすっきりとクリアな後味を演出している。
Gin Smashシリーズには他にチェリー、洋梨、クランベリー、柚子のフレーバーもある。
大きな使命に動かされたウォッカソーダ
BFF Peach Vodka Soda
こちらはGeorgian Bay Spirit Co.の傘下にあり、動物の保護活動使命の一つとするアルコールブランドBenefiting Furry Friends(BFF) Beveragesによるウォッカソーダである。BFFでは売上の一部が地元の動物保護施設に寄付される。ピーチとブラックベリーの2種類を展開しているが今回はピーチをいただくことにした。
缶を開けた瞬間からピーチ全開でとってもフルーティー。桃フレーバーのお水にとても近い、華やかで軽やかな1本だ。アルコールをあまり感じずに飲めてしまう“危ない”やつ。愛犬と戯れる時間のお供にいかがだろうか。
ウェスタンなテキーラカクテル
Mexican Limb
Wyatt Rose Ranch Waterはウェスタンな雰囲気をまとった、Georgian Bay Spirit Co.の傘下にあるブランドである。今年1月に立ち上げられたばかりのとても新しいブランドで、現在はMexican LimeとPineapple Coconutの2種類が販売されている。
彼らのMexican Limeは、コリマライムというメキシコのライムによる独特な酸味とフレーバーがしっかりと楽しめるドリンク。ブルーアガベのテキーラを使用しており、強い苦味もある。モヒートに近い味わいだが、より余裕のある大人の味といった雰囲気だ。
1缶に含まれる砂糖は1gのみ。そのまま飲んでもよいが、高さのあるグラスに氷をつめて注いでみるとバーのような雰囲気でより満足感が高まりそうだ。
【HiJinx Series】シャンパングラスが似合うレモネード
HiJinx Hard Seltzer Raspberry Lemonade
HiJinxは、ビールを主に醸造している会社が提案するセルツァーやカクテルのライン。個性豊かなドリンクが名を連ねている。どれもビビットな色使いで目を引くデザインだ。こちらのドリンクはラズベリーとレモンがかなり華やかな1本。天然フレーバーを使用しているそう。脂肪や炭水化物もほとんど含まれていないため、気兼ねなくリフレッシュに活用してほしい。おすすめは缶から直接ではなくグラスに移すこと。個人的にはシャンパングラスに入れて飲みたいほど綺麗なドリンクだった。
【HiJinx Series】優しい甘さのハードストレートティー
HiJinx Hard Iced Tea
本当にアルコールが入っているのかを疑うほどに綺麗なアイスティーの味わいだ。絶妙な甘さに調整されていて、日本の某大手飲料メーカーのストレートティーと大変良く似ている。氷を入れたグラスに注いで、デザートと一緒に頂きたい気分だ。ルーズリーフティーというティーバッグに入っていない茶葉を使用した紅茶と、柑橘系のフルーツジュースを使用しているとのこと。脂肪分0、炭水化物もわずか1g。爽やかに気兼ねなく楽しめるだろう。
HiJinxシリーズにはIced Teaと先に紹介したHard Seltzer Raspberry Lemonadeのほか、Lime Mai Tai、Black Cherry Martini、Agave Smash、Pomkiwi Belliniのテイストもある。鮮やかな缶を集めてぜひ違いを楽しんでみてほしい。
【HiJinx Series】トロピカル香りが広がる、新たなカクテル体験
Absolut Mango Mule
Absolut Vodkaというスウェーデン生まれの定番ウォッカに、ナチュラルなフルーツジュースを合わせた本格的なカクテルをご紹介。テイストはBerry Vodkarita、Grapefruit Paloma、Mango Mule、Pineapple Martiniの4種類。今回はMango Muleをいただいた。
マンゴーのトロピカルな風味とジンジャーのスパイシーさが楽しめる新しいカクテル。マンゴーの甘みと爽やかな苦味のバランスが最高だ。度数は少し高めで満足度も高いものになっている。華やかなカクテルでパーティーにぴったり。おしゃれなデザインのスリムな缶で女性の手にもフィットしやすい。そのままでもグラスに注いでも楽しめる1本だ。