創立40周年の歴史を誇る「新企会」が盛大に新春会を開催
伊藤恭子総領事をはじめ、トロントの日本人起業家からビジネスマンなど40名以上が参加。
2月4日(日)に今年で40周年を迎える日系コミュニティを支えてきたNPO団体、新企会の新春会が行われた。トロントでビジネスをしている日本人を中心に約40名が参加し、新しい出会いはもちろん、ビジネス交流と親睦につながる有意義なイベントとなった。
服部江里子会長は、冒頭に新企会の成り立ちと活動内容、そして今後の方針などを語った。40周年を迎える今年は、6月にハワイのワイキキで行われる海外日系人大会にも参加を表明しており、さらなる飛躍的な年になりそうだ。
同会は、コミュニティ・サポートがない頃から活動を続け、1995年に非営利団体NPOになった。代表的な活動の一つとして、日本とカナダの架け橋として1990年から奨学金サポートを行なっている他、チャリティゴルフ大会や、専門家を招いて会計やタックスに関するセミナーや、日本酒セミナーなども開催している。今年は、オンタリオ州弁論大会で相模原市と連携した奨学金制度を実施することも予定されている。
また今年はトロント総領事館より伊藤恭子総領事が招かれ、乾杯のスピーチで、日加修好90周年にも触れ、日本とカナダのさらなる繋がりへの意気込みを語った。
さらに弊誌に対しては、「今日はトロントで色々なビジネスを行なっている方とお会いしてお話を伺って、また余興もあり非常に楽しい会を過ごさせていただきました。新企会は40周年、日本とカナダの交流は90周年という非常に重要な年でもあります。今後もこちらで活躍している日本人の皆様とお会いして、もし総領事館でできることがあればお力になりたいと思いますし、また皆様のビジネスがうまく繋がって総領事館の広報活動、文化活動ともうまく連携が取れればと思っております。」と語ってくれた。
盛大に終わった新春会を振り返り、服部会長は、「とっても素晴らしい会になったと思います。余興もたくさんあり、さらにみなさんのビジネスの交流の場にもうまく繋がったと思います。新企会は今後、ビジネスだけでなく、人的ネットワークなど、ここにいたら何かきっかけになったり、だれかと繋がりができるような会にしていきたいと思っていますし、そのような有意義な会になって行ければと思っています。」と抱負を述べた。
今年は、貸切レストランで美味しいお料理だけでなく、生演奏のライブミュージックやビンゴなどのエンターテイメントも充実し、笑顔で溢れた会となった新春会。40周年を迎えた今年もさらなる活性化と充実した各種セミナーやイベントなどに期待をしたい。