期待値ゼロで心配しかないジャカルタ|クリエイティブ・ディレクターMの脳内ログ|#編集部ブログ
スノーバードを始めて約2ヶ月経過しました。カナダはまだ恋しくありませんが、アジア圏ではサラダを気軽に食べれないのが少し残念です。
さて、推しのコンサートのためだけに、ジャカルタにやってきたのですが、最近は入国審査の際にボッタクリがあるらしいというウワサを聞いたり、観光するところもほぼないし、以前訪れたバリ島ではご飯もあんまり美味しくなくて、しかもヒドいバリ腹(バリでお腹を壊すこと)で目の血管が切れたりなど、申し訳ないのですが、期待値ゼロで、心配しかない状態で来たわけです。
というわけで、上記の結果をお伝えします。
まず、入国審査。審査官のお兄さんが、「Welcome to Jakarta, bro」と超気さく&笑顔。アライバルビザを事前申請していたのですが、プリントアウトしたものを見せることもなく、ボッタクリも皆無。今まで訪れた国の中で、ダントツ一位爆速でイミグレをクリアできました。
観光地はやはり少なく、有名な「モナス」というモニュメントは、今回滞在したAirbnbのコンドの29階から、パーフェクトなアングルで見ることができたので(バスタブからも同じ風景が!)、近くに行って見る必要もないなと思い、日々の楽しみはローカル食堂巡りとハズレのないコーヒーショップ巡りでした。
モダンでおしゃれなカフェは、ラテが5ドル前後とそんなに安くはないものの(頑張って探せば2.5ドルくらいもあり)、さすがコーヒー大国、味はどこもハズレなし。ローカル食堂の「ワルン」は、1食2ドル弱くらいからと安くて美味しくて、お店の人もみんな優しく、一気にジャカルタのファンになってしまいました。
お腹は…食事や歯磨きの水、シャワー中に口を開けないなど、十分気をつけていたものの、残念ながら一度だけ、しかも一番肝心なコンサートの日に壊してしまいました…。下痢止めを飲んでなんとか乗り越えました。その一度以外は問題なしです。
今までコスパ最強だと思っていたのは、コロンビアのメデジンですが、ジャカルタは安全面で一気に超えました。どこを歩いても基本安全で、ボッタクリの心配もなく、桁違いにポイントアップです。
また、コロンビアの人もインドネシアの人も、98%くらいの確率で笑顔の人が多いのもリピしたくなる理由の一つです。タクシーの運転手さんは「英語が話せなくてごめんなさいね」とものすごく丁寧だったり、全く関わりのない駐車場のおじさんも、前を通るたび笑顔で会釈してくれたり、ワルンの店員さんは、私が知らない間に足元に落としていた現金を「落ちてますよ」と拾ってくれたりと、旅行していて本当に心地良い場所です。
コンサートがなかったら、多分気がつけていなかった素敵な都市。推しに感謝!またリピ確定の国が一つ増えました。
ちなみに、ジャカルタのローカル電車の見た目が日本っぽくて調べてみたところ、昔、JR東日本や東京メトロで使われていた車両だそうです。1000車両以上走っているのだとか。ますます親近感が湧きますね。
マユミ
物静か過ぎて大阪出身だとわかってもらえないグラフィックデザイナー。好奇心旺盛な小心者。ものづくりと旅行とマンゴーを好む。夏場はかなりの頻度でトロントのパティオに出没する。インスタグラム:@mayumigds