物件を決める前に知っておきたい治安問題|そこが知りたい!不動産のプロが教える賢いカナダライフ【第8回 】
トロントダウンタウンを中心に、トロント警察によるエリア分けは地図を参照してください。日本人の駐在員の方や留学生・研究員の方など賃貸住宅にお住まいの方が多いエリアは主に以下になるかと思います。
ダウンタウン:D51(Yonge St~Don River、Bloor St以南)
ダウンタウン:D52(Yonge St~Spadina、Bloor St以南)
ミッドタウン:D53(Yonge St~Don River、Bloor St~Lawrence Ave)
ノースヨーク:D32(Bayview以東、Steeles Ave~Lawrence Ave)
トロント警察によると、今年発生した犯罪件数は、全部で25,064件。 種別別発生件数と発生エリアは図1の通りです(2018年9月20日時点)。
トロント警察のウェブサイトでは、犯罪件数、種類、発生率、発砲通報など各種犯罪データが掲載されています。お部屋探しを検討されているエリアの治安のご参考にしてください。
トロントの不動産において「Location, Location, Location!」という言葉がよく使われます。不動産の価格や賃料は、当該エリアの治安の良さや学校ランキングに直結します。
賃貸不動産において、治安のよいエリアでは築年数が古くても賃料が大幅に下がることはない一方、治安のそれほど良くないエリアでは新築の綺麗なコンドミニアムも賃料が他エリアに比べてお得、という特徴があります。
特にルームシェアやハウスシェアなど、部屋貸し物件を探されている方は、賃料が安い!といって飛びつくのではなく、物件のある付近を実際に歩いて、道行く人の様子や街並み、さらにオーナーはどんな人なのか等をご自分の目で見極めていただくことが大切かと思います。
住み始めたあとにしまった!と思わないためにも、エリアと物件選びは慎重に行いましょう。
※弊社では、ご検討のエリアに関するご相談、おすすめのエリアと物件のご紹介などお部屋探しに関するコンサルティングやアドバイスも無料で行っております。お気軽にご相談ください。
スターツコーポレーション 増田利加
Starts Realty Canada, Inc