【日本滞在記】母の努力に脱帽!畑に実る夏野菜|#編集部ブログ
連日35度を越す以上な暑さを見せる日本。私が一時帰国中の宮崎も例外ではなく、長時間外にいたくない夏の日差しには毎日まいっています。日々を冷房の中で過ごす私と対照的に、まるで“農家”のような暮らしをしているのが私の母。亡くなった祖父の家の敷地内にある、小さな家一軒分ほどの広さの畑で夏野菜や果物を大事に育てているのです。
もともとは祖父がいろんな野菜を栽培していたのですが、祖父が亡くなった後にもったいないからと母が意思を受け継いだような歴史があります。「今日も大量だった!」「暑くて死にそう」「蚊にたくさん刺された…」。このような感想を持って帰ってくる母にとって、畑で育つ野菜は「私の孫みたいなもの」とのこと。たまには手伝わねばと、7月のある日一緒に畑まで行って収穫の手伝いをしました。
今育てているのは、トマト、ナス、ゴーヤ、じゃがいも、空芯菜、キュウリ、ピーマンなどなど。さらにはイチゴとシャインマスカットにも挑戦中とのことです。どこからそんな意欲が湧いてくるんだろうと思いもしますが、祖父が残した大切な畑を守りたいという気持ちと、野菜が実ったときの喜びとが母の行動につながっているのかなと思います。確かに、赤く実ったミニトマトを見つけて収穫してみたり青々としたピーマンを手にしたりすると、楽しいなと私まで感じました。
小さなかごいっぱいになった今日の収穫分。最近は天気が良いためすぐに収穫しないと化け物のように大きな野菜ができてしまうそうで、数日すればまた同じくらいの量の野菜がとれるとのこと。頻繁に畑仕事をし、もはや農家として生きているかのような母の努力が野菜を大きく育てるのだろうなと思います。こんなにたくさん野菜を育て、おいしい料理を毎日出してくれる母には脱帽です。カナダに帰るまでに、もう少しだけ畑の手伝いをしようと思います。
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。