ライブ・シアターと歴史を巡る|紀行家 石原牧子の思い切って『旅』第70回
ドレイトン・エンターテインメント―『サウンド・オブ・ミュージック』や『オズ』も トロントの北西に点在する6つの劇場をご存知だろうか。300人から700人近く収容できる劇場でドラマ、コメディ、ブロードウェイ・ミュージカル […]
ドレイトン・エンターテインメント―『サウンド・オブ・ミュージック』や『オズ』も トロントの北西に点在する6つの劇場をご存知だろうか。300人から700人近く収容できる劇場でドラマ、コメディ、ブロードウェイ・ミュージカル […]
政府が先住民のために動かずとも、トロントの住民や団体が各自で「Truth and Reconciliation」へ向けて活動していることはトロントに住むとよくわかる。いくつかカルチャーを通じてその活動に触れることができ […]
山の神や御神木、神々は日本中に宿る。『古事記』は物事の始まりを語る神聖な書物とされるが、史実か神話かは学者たちが様々な中国の古文書の記述と照り合わせ分析を重ねている。島根県の出雲大社に行った私は大社の創建や神話と歴史の […]
延々と続くパンデミック。日本に行く予定がまた狂ってしまった。そのかわり日本にいたら誘惑が多くて出来ないことをしている。学生に戻ってcoursera.comの大学講義を聞いたり、本をネットで注文したりと。旅行ができない今 […]
「カナダ社会はカリカチュアとしての先住民族は好きだが、社会に挑戦するために彼らが声を挙げると途端に暴力的に沈黙を強いる」と、先住民アニシュナベ族のジャーナリスト、タラ・ハウスカ氏はAljazeera誌にて述べている。 […]
「住みたい国ランキング」「住みやすい都市」で常に上位にあるカナダとその主要都市。しかし、そんなカナダでもいいことばかりではない。今回は政治・歴史・教育など幅広いジャンルと視点から「闇」に迫ってみたい。 01 先住民の人 […]
写真のワークショップで私の被写体となったマリナさんと一緒に、彼女の職場、慈善組織ミゼリコルデイア(Misericordia)(1月号記)の館内を歩いた。若手のスタッフが生まれる前から彼女はここでボランティアをしているの […]
かつて3つの行政地区から成り立っていたシエナは16世紀になると政治・経済的に独立する17のコントラーダ(Contrada)に分離された〝ミニ国家〟と化した。自分のコントラーダに忠誠を誓う住民。コントラーダのサイズは東京 […]
シエナがこれほど自尊心の強い街だとは知らなかった。13〜14世紀フィレンツェ、ジェノヴァ、ヴェニスと並ぶ交易や軍事の中心都市だったことを考えれば競争心は衰退したいまも民衆のDNAにあるのかもしれない。賭けに負けてワイン […]
一週間のトスカーナ巡りもそろそろ終わりに近づいた。梨、ハム、チーズ、茹で卵、自家製ケーキのいつもと変わらない朝食をファームハウスで食べた後は優雅に過ごそうと散歩する。厩から放たれた馬がトスカーナの丘でこれまた優雅に草を […]
バニョ(Bagno)やテルメ(Terme)、テルマエ(Thermae)といえば、2012年に日本でヒットした「テルマエ・ロマエ」(ローマの浴場)を思い出す。ヤマザキ・マリ氏の漫画が映画化されて一躍有名になり阿部寛氏扮す […]
キウズーレ(Chiusure)(8月号)の村から見たトスカーナの眺めに酔っていた次の日にまたしても心を揺さぶるような絶景が私を待っていた。いよいよ世界遺産オルチア渓谷、ヴァル・ドルチャ(Val d’Orcia)のお目見 […]
ファームでオーガニックの朝食を取り、さあ出発だ。心を引き締めてハンドルを握る。穴があくほど地図を見た後、行き先の場所をGPSに入れる。知らない道の10分は慣れた道の10分とは違う。前日はシエナからクレテ・セネージ(Cr […]
クレテ・セネージ独特のうねる白粘土の丘[/caption] フィレンツェを後にする日が来た。3週間の語学研修でなんとか簡単なイタリア語はわかるようになった。スムーズな会話までは程遠いのだが、とりあえず一人でドライブするに […]
トスカーナ州は東西南北、中央部と都市フィレンツェから成ると前にも書いた。その中央部にあってワイン愛好家が目指すのはキャンティ(Chianti)地方。フィレンツェからおよそ100キロ南のシエナまでの間に広がる美しい丘陵地 […]
法皇や女王を生み出した大富豪メディチ家の影響は14世紀から18世紀まで続いたことはすでにこのコラムで書いた。〝祖国の父〟と呼ばれたメディチ家の長老コジモは65%のフィレンツェの税金を負担した銀行家。その孫、ロレンツォ( […]
「Doors Open Toronto 2019」とは、5月25日・26日の二日間にわたり開催される、トロントの歴史的に重要な建物や文化を象徴する建物、社会的な意義をもつ建物への入場が無料で楽しめるイベントである。二日間 […]
新しいクラス編成が発表され、ABCScuola(学校)の受付は生徒たちでごった返していた。文法と会話のクラスがあり、会話では日本から6ヶ月前に料理を研究しにきたA嬢と同じクラスになった。私より一世代若いがお互い久しぶりに […]