【3月3日40名限定】ポルトガル祭り開催決定!大西洋に根ざしたアゾレス諸島の天然鮮魚を食べ尽くそう|トロントの魚屋さんTaro’s Fishで編集長のちょっと立ち話|#トロントグルメ部|食の編集部
天然鮮魚を食べ尽くそう
場所: Woodbine店 7240 Woodbine Ave, Unit100 905-470-6698
料理内容や金額などの詳細は決定次第インスタグラムなどで告知予定
https://www.instagram.com/tarosfish/
昨年暮れに催された「まぐろ祭り」が大好評だったTaro’s Fish。「まぐろ祭り」では愛媛県の協力のもと、だてまぐろをメインに懐石仕立てのコース料理が振る舞われ大成功に終わった。今年一回目となるイベントでは、Taro’s Fishといえばすっかりおなじみのポルトガルのシーフードをメインに「ポルトガル祭り」が3月3日に開催される予定だ。
創業当時から魚の仕入れに訪れていた「Newport Fish importers」を再訪
創業当時からポルトガル、ニュージーランド、フロリダなど世界中から旬の鮮魚や天然ものを仕入れてきたTaro’s Fish。中でもポルトガルのシーフードには力を入れており、インポーターとの付き合いも30年近く関係を築いてきたという。そのうちの一つが「Newport Fish importers」だ。今回は長い付き合いになるというアンドリューさんを訪ねて長年仕入れに通っていた店舗を久しぶりに再訪した。
「アンドリューが子供の頃からここにはよく来ていたんだよ。当時うちはホールセールもやっていて、お付き合いいただいているレストランに変な魚は持っていけないからね。自分で目利きするために毎日のように仕入れに来ていたんだけど、よくオーナーにはうざがられてね(笑)。それでも真剣勝負だから、喧嘩しながら付き合ってもらったよ」と語る太郎さん。
それでも実際ポルトガルに旅行した際も、事前にいろいろな段取りでサポートをしてくれたという。店舗には久しぶりに訪れた太郎さんの周りには、すぐに昔から知っているスタッフやオーナーが駆けつけ、懐かしそうに再会を喜んでいた。
「Newport Fish importers」の店内は一般向けに小売のコーナーもあり、シーフードだけでなくチーズやお菓子などヨーロッパ各地の食材をたくさん取り扱っているのでぜひ読者の皆さんも訪れてみてはどうだろうか。
老舗レストランのポルトガル料理に学ぶ
Taro’s Fishを担当しているアンドリューさんは、「Newport Fish importers」の創業者の息子でホールセールを担当している。今回アンドリューさんがポルトガル祭りの参考になればということで連れて行ってくれたのは地元で愛され続けているポルトガル料理のレストラン「Martins Churrasqueira & Grill House」だ。伝統的なポルトガル料理の数々はオリーブオイルとガーリック、塩、レモンだけでそのシーフードの素材の味をひき立たせるという。
アンドリューさん曰く、「日本の魚とポルトガルの魚の違いは、処理の仕方つまりシメ方にある。魚本来の味はポルトガルの魚も日本の魚を区別して考えるのではなく、ポルトガルも大変美味しいので是非試してほしい」と教えてくれた。
605 Rogers Road, York ON, M6M 1B9 / TEL: 416-657- 4343
https://www.churrasqueiramartins.com/
これまでも数々のポルトガルのシーフードを紹介!
太郎さんご夫婦思い出の旅行先だというポルトガル・アゾレス諸島。ポルトガル領の9つの島からなる大西洋に根ざしたアゾレス諸島は、美しい大自然の中で獲れる豊富なシーフードが有名で世界中の観光客を魅了しているという。
絶品の天然カンパチ
天然のカンパチはまさに絶品だ。養殖との違いは一口食べるとすぐ分かる。太郎さんは天然の身の締まりと食感、そして何よりも脂身のクセを舌と脳が覚えていて、ビビッと感じるという。桜色が美しい天然ものは脂も程よい感じで、きゅっと締まった身の食感は格別、噛めば噛むのほど口の中で旨みを感じることができる。淡白ながらも脂のりが抜群、上品な旨み、鮮度の良さを感じるコリコリとした食感は、刺身や寿司で味わうには最高としか言いようがない。
鮮やかな赤色の金目鯛
うっすらとした綺麗な桜色の身質は甘みがありとても上品な味わいがある。脂がのり肉厚でしっとりした食感はいくら食べても飽きがこない。
「湯引き」されて味わう寿司は、表面に熱を加えることで身が引き締まっており、金目鯛がもつ旨みと食感がまた違った風味である。そして金目鯛の煮魚は、甘みのある脂が煮汁に溶け出して魚の旨みと合わさって、口の中でとろけるのが最高だ。
新鮮さが魅力のアジのたたき青魚の王様脂たっぷりイワシ
ポルトガルのアジは、脂のノリが良くて触っただけで美味しい質感が分かる。身を大きめにたたくと食感が新鮮。鮮度抜群なイワシは、キラキラしたウロコが表面に残っていて、色、艶、張り具合どれをとっても申し分ない。
脂の乗ったイワシは、酢飯との相性が抜群で、太郎さんの一番好きな食べ方は握りだという。たっぷり感ある脂の強いイワシは、力強さと風味が持ち味で、酸味が効いたシャリとの絶妙なハーモニーは話しているだけでも口の中によだれが滲み出てきてしまうほど。イワシはそのままが美味い、素直に食べる味が最高に幸せを感じるそうだ。
もちろんイワシは万能であらゆる料理にも合う。ヨーロッパでは塩砂糖に漬けてキュアードされた調理法もあれば、お店では南蛮漬けや煮付け、唐揚げにもされている。昔は、開いて塩水で処理して醤油とみりんに漬けて干して炙るなんてこともよくやったという。居酒屋料理では、軽く片栗粉をまぶして皮目からフライパンで炒めて、しっかり焼けたらひっくり返して、酒・醤油・みりん・砂糖を合わせた照り焼きソースにしっとり絡ませたうなぎの蒲焼きのような感覚のメニューもおすすめだという。
27年間仕入れている思い入れのある食材ポルトガルのイカ
独立した時にポルトガルのアジやイワシを取り扱いたくてマーケットに通っていた時に見つけたのがポルトガル産のイカだという。自然環境が豊かで、海の生物多様性も豊富なアゾレス諸島のイカは、体長が数メートルのものもあるほど巨大なのが特徴で、深海に生息する大型のヤリイカとして知られている。また、地元の料理や漁業において重要な食材で、シーフードを多用するポルトガルの料理シーンでは、伝統的な料理や新しい創造的な方法で調理されているそうだ。
もともと知られているイカの甘みがポルトガル産は、その甘みが特に強調されて感じられる。もっちりとした食感としっかりとした噛み応えは極上の味だ。この味に魅せられている人も多いという。
3月3日はポルトガルのシーフードと日本料理のラボに期待!
近年、日本食材に注目が集まっているトロントだが、その中でもTaro`s Fishは30年近くポルトガルをはじめとした地物や天然物にこだわりをみせてきた。リーズナブルに日本の魚屋さんのように美味しい鮮魚やシーフード料理を提供したいという信念が全てだという。今回3月3日のメニューはこれから季節の食材ととも決まっていくとのことだが、ぜひその魅力と日本食の可能性を多くの来場者が感じることを期待したい。
1号店: North York 800 Sheppard Ave E / 416-730-8555
2号店: Markham 735 Markland St, Unit 8 / 905-887-8363
3号店: Woodbine 7240 Woodbine Ane, Unit100 / 905-470-6698
営業時間(全店共通): Wed, Thu, Fri, Sat: 12PM – 7PM Sun, Mon,Tue: CLOSED
Sushi Last Call: 6PM Daily
オンラインオーダー: https://tarosfish.com/online-order/
***寿司オーダーは1号店・3号店のみ***
季節の鮮魚や美味しいお刺身、お寿司、お惣菜が満載
Taro’s Fish
Instagram & Facebook ➡ @tarosfish