【今月のネタ】ニュージー ランド産ビンチョウマグロ|トロントの魚屋さんTaro’s Fishで編集長のちょっと立ち話|#トロントグルメ部|食の編集部
今月のお魚はニュージランド産の「ビンチョウマグロ」。もうすぐシーズンがやってくるカナダ産の天然本マグロなど鮪と言ったらTaro’s Fish。ニュージランドから1本20キロ程度の「ビンチョウマグロ」を入荷したとのことで、今回はお昼どき賄いのタイミングに合わせてお店に伺ってみた。
「ビンチョウマグロ」といえば、日本では回転寿司のイメージだけれど…
「たしかにマグロといえば、クロマグロ、ミナミマグロ、メバチ、キハダなど種類もたくさんあってそれぞれ個性的だからご存じの通りうちでもよく提供しているけど、ビンチョウマグロは比較的安くて日本ならスーパーや回転寿司でたくさん出ているよね。それでも、刺身は美味しいし、ひと工夫を加えると旨さがグンと引き立つ優れものだから庶民の強い味方でもあるんだよ。」
ブリティッシュ・コロンビア産もうまい!
「ビンチョウマグロは南半球で天然南まぐろが回遊してる場所などで獲れるものが、脂がのって甘みが強く美味しいと言われているけど、カナダのブリティッシュ・コロンビア産も美味しいよね。脂のりが良く身はとろけるような柔らかさで、どちらかというと本マグロよりもマイルドな風味を感じることができると思うよ。」
そういえば昨年は奥様の智亜紀さんと一緒にニュージーランドを訪れていた太郎さん。
「自分たちが仕入れている魚をキャッチしている漁師さんのところに行き、意見交換したり自分たちはこういう魚が欲しいと直接会って対話することが僕のフィロソフィー。ニュージーランドでは取引先や知り合いを通じて船に乗ってロブスターや海産物をキャッチしてそのまま調理して船の上で食べたり、まさに至福の時間だったね。」
このコラムでも何度も伝えているが、太郎さんは「現場を訪れること」「漁師さんや生産者の人たちと仲良くなる」ことをとても大切にしている。今年は前回紹介したニューヨークのフルトン・フィッシュマーケットなどへスタッフも連れて行くなどしている。将来、飲食業や魚屋さん、小売店などで起業したい人は機会があれば話を聞いたり、お店で働いてみるのも将来への投資としてじゅうぶんに価値があるかもしれない。
今回リュウさんとヨシキさんが用意してくれたのは、ビンチョウマグロのバター醤油ステーキとボリューム
ガーリックの香りがしっかり移った油でビンチョウマグロをグリル。中はレアに外はしっかり塩と胡椒を忘れず焼き目をつけていく。もともと刺身でも食べられるクオリティーのマグロだけにレアステーキにすることで甘みやマグロの風味が一層際立って、そのおいしさが堪能できる。
特製のソースはバターや醤油などで「甘うま」テイストに。濃厚なソースなのでごはんともよく合う。ニンニクの香味も食欲をそそり、見た目も良く家庭で食べても良し、おもてなしで振る舞っても良し、とまさに万能な一品だ。ぜひお試しあれ!
1号店: North York 800 Sheppard Ave E / 416-730-8555
2号店: Markham 735 Markland St, Unit 8 / 905-887-8363
3号店: Woodbine 7240 Woodbine Ane, Unit100 / 905-470-6698
営業時間(全店共通): Wed, Thu, Fri, Sat: 12PM – 7PM Sun, Mon,Tue: CLOSED
Sushi Last Call: 6PM Daily
オンラインオーダー: https://tarosfish.com/online-order/
***寿司オーダーは1号店・3号店のみ***
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Taro’s Fish
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