誰でもわかる豆の美味しさ「De Mello Palheta Coffee Roasters」|トロントは今日もカフェ日和 #23
De Mello Palheta Coffee Roasters
夏になると必然的にアイス系の飲み物が欲しくなります。私はIced Americanoを注文することが多いのですが、飲んだ一口目から「美味しい!」と感じた一杯が「De Mello Palheta Coffee Roasters」のそれ。場所はEglinton駅から徒歩7分程度のYonge St沿いにあります。私はカフェ好きですが、豆の知識は素人レベルですので、カフェの善し悪しを決める基準は何より“雰囲気・居心地の良さ”。そんな私でも味の違いを感じたので、わかりやすい美味しさだと思います。
どんな美味しさかと言うと、スッキリ爽やかなんです。他店のものは酸っぱかったり、後味の悪い苦味があったりするのですが、ここのは明らかに違いました。すべてが丁度いい。例えるならば、喉越しの良いビールを飲んだ時の爽快感。・・・・あ、下戸なんだった私。
このロースターは韓国人兄弟が営んでいて、コーヒーのメッカ・メルボルンで約8年間焙煎技術を磨いた後、珈琲文化の勢い乏しいトロントに目をつけ、2013年に満を持してオープンしたようです。店名は、珈琲豆を初めてブラジルに輸入したポルトガルの探検家から名付けたそうな。
外観からおわかりの通り、デザインセンスが個性的で、天井に黒い傘が一面に吊るされていたり、壁やテーブルにはどこかの先住民のようなキャラクターが描かれていたり・・・少し気味悪さすら覚えてしまう美的センスですが、一方でトロフィーや賞状が飾られており、品質の高さは折り紙付きですよ。ロースターなので、当然豆の販売もしているわけですが、徐々にダウンタウン内のカフェで見かけることが増えてきたように思います。パッケージデザインが韓国のお面を彷彿させるユニークな絵柄なので、見つけやすいでしょう。夏が終わる前に一度お試しあれ!
兼武 叔江:ワーホリ生にしては旅行欲が乏しい筆者。友人が欧米を旅行するなか、トロント内を歩いてはカフェを物色している。
Instagram:@yoshie_kanetake