もうすぐ発行!12月号|#編集部ブログ
毎年月末になると、入稿が終わった後は魂が抜けたような状態になります。しかし、11月末から12月にかけては「年末進行」という特別な時期。クリスマスホリデーで印刷会社やクライアントが休みに入るため、進行が前倒しになるのです。そのため、まったく休む間もなく、魂が抜けたまま突き抜ける感覚で駆け抜けていきます。こんなことを13年、いや14年も続けてきた今、ふといつまでこれを続けられるのだろう」と考えてしまいます。これがいわゆる中年の危機というものでしょうか?そろそろ後継者を探し、目的地にたどり着く準備をしなければと思う一方で、やらなければならないことが山積みです。
正直に言うと、僕はメディアを通じて影響力を持ちたいとか、大きな力を発揮したいと考えたことはほとんどありません。ただ、長くトロントに住み、ビジネスを続け、子どもを育て、この地にお世話になり続けてきたことで、 何かを還元しなければならない」と思う年齢になりました。そうした気づきは、自分自身にとっても重要な転機であり、このTORJAを通じて、ただコミュニティーに貢献するだけでなく、眠っているコミュニティーに活力をつけ、つなげていかなければならないと感じています。これまで日本とカナダの架け橋になる」と大きなことを言ってきましたが、実はどこかしっくりきていませんでした。しかし今、ようやく自分のビジネスの意義や価値を見つけられた気がしています。
さて、12月号も盛りだくさんの内容です。特に今月はイベントが非常に充実していました。 世界のウチナーンチュの日」の沖縄フェスティバル、日本茶祭り、日本観光の新たな魅力を発見する商談会とセミナー・ディナー、和食まつりなど、まさに人、コミュニティー、文化、ビジネスで広がる日加交流につながる、2024年の集大成と呼ぶにふさわしいイベントが目白押しでした。
ぜひ本誌でその模様をご覧いただければ幸いです。紙の雑誌を手に取ることが難しい方は、ウェブサイトで全ページを公開しています。オンラインマガジンでも雑誌そのものの感覚をお楽しみいただけますので、記事とデザインの両方を堪能していただければと思います。
12月号も、どうぞお楽しみに!
編集長
日本で3年間の勤務を経てオーストラリアへ。シドニーで8年間の生活のあとカナダ・トロントに移住しTORJAを起業。