TORJA2024年4月号の編集後記より | 編集長のヒトモノトコロ
5年ぶりの日本帰国だった。コロナ禍もありしばらく帰れず、父の七回忌に合わせて久しぶりに帰国の予定を立てた。フライト2日前の深夜にLINEが入り、母が倒れ救急車で運ばれ、入院になった知らせがきた。日本はまだ病棟によってコロナ規制もあり面会が誰もできないとのこと。実家にすぐに帰りたくても家の鍵も車の鍵も持ち合わせていない。入ってくる情報は断片的、全てのの予定は未定になった。日本を離れてだいぶ経つ。医療限度額など医療保険や介護保険などちんぷんかんぷん。そういう年齢になってきたんだと言い聞かせながらも、トロントでも最近よく終活の話題が挙がっていたことを思い出す。それにしても家を離れて20年以上も過ぎるから家のこともちんぷんかんぷん。田舎にポツンと寒くて広い家に一人きり。一人はさみしいんだということをあらためて痛感した2024年3月中旬。(発行人)
4月といえばエイプリルフール。私の身の回りでも「嘘でしょ!?」と思うことが多々。一つは、AIで「嘘をついたピノキオの鼻が伸びたイラスト。鼻の部分はトロントのCNタワーに変更する」というプロンプトを入力してみたところ、ピノキオの口周りの何かが伸びたイラストが生成され、CNタワーの部分もガン無視…。もう一つは、LAで行われるライブチケットを購入しようと販売開始15分前にウェブ上でQueueに並んだものの、botに全部買い占められ完売…10倍以上の価格で即リセールチケットが大量に売られていました…泣(MGDS)
新生活が始まる4月。編集後記を書いている3月末、子供が新学期を迎える準備を粛々と進めています。意外に地味な作業がたくさんあるんですよね。日本では共働きを求める一方、まだまだ社会のシステムが専業主婦を想定しており未だ母親に多くの負担が強いられています。子供の保育所から手書きの通園ルートの地図の提出を求められた時は、30年以上前の自身の幼少時代から全く変わってなく戦慄が走りました。もちろん心の中で「Google Mapを知らんのか!?」と突っ込んでいました笑。さて日本は少子化に歯止めを掛けられるのでしょうか・・・今日もエナジードリンク片手に頑張ります。(松永)
今月号は二人の芸術家、Kan Azuma氏とNorval Morrisseau氏の記事を担当させていただきました。理由があって自ら写真と距離を置いた写真家と、贋作のせいで実力を汚された画家。一見全然異なる状況に置かれた二人だな、と思ったのですが、よく考えてみれば二人とも活動期間中に自分で自分の作品を守ることができなかったことが似ています。昔、美術史を専攻していた時に「作者のbiography(経歴やその人の人生)は重視せず、作品を見なさい」とよく言われましたが、作品やその内容だけを見てもわからないことは山ほどあると改めて考えさせられました。写真は1年半前にAGOで撮ったRebecca Belmoreの作品の背景にモリソーの絵が偶然に映っていたものです。(伊藤)
3月6日に30歳になりました!誕生日には大好きな麻辣湯を食べに行き、とても幸せな気持ちで1日を過ごすことができたと思います。誕生日から時間が経った今となっては特に何の思いもありませんが、誕生日を迎えるまでは少し精神的に来るものがありました。30歳といえば、小さい頃は「結婚して子どもが2人いて…」と想像し、学生時代は「30歳までには結婚して、仕事で昇進して…」と夢見ていた年齢です。今、当時思い描いていたような未来とは違う人生を歩んでいます。結婚もしていないし昇進もしていませんが、当時思ってもいなかったカナダで仕事をしている今がむしろ「私らしい」と思いますし、本当に幸せです。30代も楽しく元気に生きていきます!(福島)
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