医者が患者にトロント動物園訪問を「処方」することが可能に | カナダニュース報道局
ブリティッシュコロンビア州の「BC Parks Foundation」が2020年に発足した「PaRx」というプログラムを通して今までカナダでは1万1千人もの医者が患者に「自然に触れること」を処方してきた。
9月末、トロント動物園と提携がスタートし、カナダで初めてこの企画に参加する動物園となった。患者は入園の際に処方箋と身分証明書を見せると入園料が50パーセントオフになる。「BC Parks Foundation」の「Park Prescriptions」プログラムの指揮をとるメリッサ・レム医師は、人は自然に触れることで気分が良くなり健康に感じることができることが臨床試験で証明されていると説明。これはもちろんバランスの取れた食事や運動、十分な睡眠も生活に取り入れていないと効果がない。だが自然の中で過ごすというシンプルな行動だけで血圧が落ち着き、糖尿病発症のリスクも軽減されるのはありがたい。大人だけでなく子供の不安やうつにも効果があるそうだ。
人はストレスを感じているときこそ体にいいリラックス法を活用しない傾向があると思うのは筆者だけでしょうか。やはりお酒を飲んだり暴食してしまったりするのでこの「処方」は良いと思います。ある調査によると、自然によく触れる人ほど自然を守ろうと意識が高いそう。自然保護や地球温暖化対策へ意欲的に取り組む人口を育むためにもこのような企画は不可欠ですね。