【カナダ、「脱・米国依存」へ欧州との連携加速】EU「準加盟」構想や英国との防衛協力も|カナダニュース報道局
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カナダ政府は、米国との貿易摩擦が長期化する中、EUや英国との経済・安全保障協力を一段と強めている。マーク・カーニー首相は欧州を訪問し、重要鉱物、エネルギー、防衛、人工知能(AI)、デジタル分野などで協力を深める方針を打ち出した。
EUは、カナダをEU初の「準加盟国(Associate Member)」とする構想を提案。さらに、EU域内の交換留学制度「Erasmus+」や、研究開発を支援する「Horizon」プログラムへのカナダの参加についても協議を開始した。人的交流や学術研究を通じて、大西洋をまたぐ関係強化を目指す。双方は10月末にカナダで開催されるEU・カナダ首脳会議で、準加盟国構想を含めた具体的な協力について議論する予定だ。
カーニー首相は英国も訪問し、英国主導の軍事協力枠組み「合同遠征軍(JEF)」への加盟を申請。英国、日本、イタリアが進める次世代戦闘機開発計画「GCAP」を通じた防衛産業協力についても協議した。カナダは7月からGCAPにオブザーバーとして参加している。
背景には、米国との貿易摩擦の激化がある。米国がカナダ製品への50%追加関税を発動したことを受け、カナダも9月に報復関税を導入。さらに米国は酒類や乳製品などへの輸入制限も予定している。こうした中、カナダはEUや英国との経済・安全保障協力を強化し、貿易・投資先の多角化を進める方針だ。





