トロントは今日もパン日和|食の編集部食べ歩きシリーズ
ロックダウンの今だからこそ応援したい、ローカルベーカリー!
皆様こんにちは、ちゃんげんです。季節もすっかり春めいてきましたね。わたしは、トロントに住み始めて4年目なのですが、トロントは暖かくなってきたここからが本当に楽しいですよね〜。夏が楽しみ!!!
今回のテーマは、今だからこそ応援したい、トロントのローカルベーカリーということで、わたしが以前から行ってみたかったローカルベーカリー2店舗を紹介したいと思います。
1店舗目は、「Brick Street Bakery」さんです。Leslieville、Distillery District、North York(現在はTemporarily Closed)とトロント内に3店舗、展開しています。わたしが今回伺ったのは、Distillery Districtにある店舗です。
こちらのベーカリーは、地元民も足繁く通う人気店で午前中には大体のパンが売り切れてしまうほど(店員さん談)。パンだけでなく、ランチメニュー、ペイストリーやスイーツなどさまざまで、もちろんドリンクも充実。天気が良い土日の午前中にお店の前を通りかかると、決まって行列ができているのをよく目にしていたのでずーっと気になっていて、やっと来ることができました。
わたしが伺った日は雨だったのですが午前中ではなかったにも関わらず、ラッキーなことに色んな種類のパンがまだありました!!!サワードウと迷った挙句、硬いハード系のパンよりも柔らかいパンの気分だったのでブリオッシュを購入。
ご覧の通りふわふわで、何もつけずにそのまま食べても美味しい。バターの香りがしっかりした、風味豊かなデニッシュ食パンのような味わいで、満足。
ビーフシェパーズパイとハム&チーズターンオーバーも購入。シェパーズパイは言わずと知れた北米の家庭料理ですが、実際に本物を食べたことがなかったので食べてみました(過去に自分で作って失敗した経験アリ。涙)。本物は、香草、タイムの香りが効いており、パイ生地と中のフィリングのバランスがちょうどいい塩梅でございました。本物は美味い。お次は、ハム&チーズターンオーバー。ですが早速、一口目に違和感を感じます…これは、ハム&チーズではない!!!!!切った時に、おや?と思った違和感はやっぱり間違いではなかったようだ。多分これはスピナッチ&フェタ?でも中身はじゃがいもとたらこっぽい味がしたけど…。まぁ、正体は未だに謎に包まれたままですが、これはこれでわたしの口に合ったのでアリでした!笑
2軒目は1994年創業、グリークタウン内に位置する老舗の「Serano Bakery」さんをご紹介します。こちらはEuropean Specialized Bakeryということで、どんなパンがあるんだろう、とわくわくしながら向かいました。
まず店内に入って一言目。店内が広い!!!(もちろん心の中でつぶやく)目の前には色鮮やかなスイーツのショーケースがズラリ。情報量が多くて、目移りしてしまう。なんと右側にはジェラートもあるし、レジ前には雑貨もある。あれ、よく見ると英語ではないので、わたしは読めない。左奥に突き進むと、食料品も売っている。普段行くmetroやNo Frillsではお見かけしないような、ヨーロッパ、しかもギリシャ系の食料品っぽい。そうだ、ここはグリークタウン内だった。カナダにいながらギリシャの食料品も買えるなんて!おみやげにもいいかも。
肝心のパンを買いたかったのですが、パンのメニュー表のような物はなく、パン自体もショーケース裏に配置されていたので、店員さんに口頭で説明してもらいました。
1個目は、Koulouriと呼ばれるリング型の白ゴマを纏ったパン。ぶっちゃけ、見た感じはベーグルだと思いました。確か店員のお姉さんもベーグルって言ってたし。(確か)調べたらどうやらGreek Style Bagleとのこと。実際食べてみると、ベーグルのようなもちもち感はなく、見た通りのごく素朴なゴマのパンでした。フルーツジャムやクリームチーズと相性良さそう。朝ごはん向きですね。
2個目は、Tsoureki Bunsという名のギリシャ風のブリオッシュ。どうやらギリシャでは、イースターの時期によく食べられるパンだそうです。あれ、またブリオッシュ?と思いましたよね?わたしも思いました笑。注文する時に、名前からはブリオッシュと想像できなかったのです…。でも、このブリオッシュは1軒目で紹介した物と全然違いました!生地の中に少しだけ入っているアンズの上品な香りが爽やかで、ほのかに酸味を感じられる、爽快感があるパンでした。
店内をじっくり観察すると、このお店はパンよりもスイーツやペイストリーの種類が豊富です。ホールケーキやバースデーケーキ、それ以外のSpecial Occasion用ケーキも取り扱っています。中でもスイーツは、普通サイズとミニサイズがあり、ミニサイズは各$1.6と破格のお値段。本当に一口サイズのようなサイズなので、少しずつ色んな種類のケーキを試したい方には打ってつけですね。
お店の場所は、Pape駅から北に歩いて5分程の所にありり、TTCの地下鉄からでもアクセスしやすく、お店の前に広めの駐車場もあるので車でもOKです!
今回は、わたしの独断と偏見で選ばせていただいだローカルベーカリー2店舗を紹介しました。今後も色々なお店を紹介できればと思います。もし良ければ、皆さんのおすすめベーカリーやパンも教えてください:) Instagram→@mennikudangoまでお願いします。それでは、また来週お会いしましょう。