マーケットはまだ落ちたまま低空飛行を続けている|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート

2026年6月のTRREB全域・全物件タイプの総取引数は6,770件となり、2025年6月の6,191件からプラス9.4%の増加となりました。全物件タイプの平均価格は105万8,658ドル、で昨年同月の110万1,854ドルからマイナス3.9%の減少です。
新規リスティング数はマイナス12.9%、有効リスティング数はマイナス13.5%といずれも大きく減少。在庫の減少はマーケットの下方圧力の軽減を意味するものの、まだ底をうったとも言い切れず着地手前との見方が強いです。
低価格のマーケットで優位に立とうと買い手が動き出しているといった状況と思われます。平均売却日数は42日間で昨年6月と同じです。
物件タイプ別に平均価格を見てみますと、

の順に並びました。
TOKO’s EYE
市内のデタッチとタウンハウスは僅かながらもプラスとなっています。市内と市外の差、そして高層コンドアパートと低層住宅の違いが数字に表れていると言って良いでしょう。一部で微弱ながら好転のサインが見られるとは言え、マーケットはまだまだ落ちたまま低空飛行を続けています。
新規リスティングと有効リスティングの減少は、それが一定期間続けば価格の安定へとつながる可能性を含んでいます。とは言っても早くとも今年末から来年にかけてくらいのタイムラインでその傾向が見えるか、と言うところだと予想されます。その間の世界情勢(特に中東の)や米国との関係がどうなるかによりマーケットは大きく影響を受けるであろうことも忘れてはなりません。
大きな変化を伴う要因が無い限りは、今までと同じく低アクティビティレベルでスピードのない低調なマーケットが続き、多くの買い手は底の見極めをしながらゆっくりと動くでしょう。





