“HERO”という言葉 使われ方に興味津々|#編集部ブログ
とある日、Coxwell駅周辺での用事を済ませようと歩いていた時のこととでした。煉瓦造りの広々とした建物に、馴染みのあるTTC(トロント交通局)のマークとともにメッセージが書いてあるのを見かけました。
TRANSIT HEROES WORK HERE
Together we’ll get there safely
なんということもないただのメッセージではありますが、“HEROES”という単語が少し引っかかりました。直訳すると、「交通ヒーローたちはここで働いています」という意味になるかと思いますが、運転手やオペレーターたち全てを「ヒーロー/英雄」と表現するのは面白いなと感じました。また、とても北米・欧米風の言い方ではないかとも思います。日本だったらこういう表現にはならない気がして、“HERO“という単語を多用しがちな文化なんだろうと想像してしまいました。
時間通りに来なかったり、途中でコーヒーを買いにバスを降りたりするTTCの運転手さんたちを“HERO”だとまでは個人的に思いませんが(批判しているわけではなく、それも含めてカナダらしくて好きです笑)、とても必要とされている人たちであることは確かです。今日もトロント市内でTTCを走らせている“HERO”たちに、感謝と経緯を示したいと思います!
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。