People.22 vol.14「Oshawa Music Week」平山ななみさん|カナダで挑戦する若者
学生として2回目、そして最後のOshawa Music Weekが近づいてきている。これはMusic Business Programの学生が主催する1週間に渡るイベントで、音楽コミュニティーの発展、支援、団結に努めている。去年とは全く違う経験をさせてもらっており、カレッジ生活の中で今が1番大変と言っても過言ではない。そんな準備真っ只中の私の怒涛の日々について、今年もギュッと頑張ってまとめてシェアしたいと思う。
私たち2年生はSummit、Festival、Marketing、Administrationの4つのチームに分かれて、Festival6つとSummitを企画、運営する。私はFestivalチーム、そしてWorld Music Festivalのオーガナイザーを任せてもらえることになった。タスクを一つ一つ挙げていくと、それだけで文字数を軽く超えてしまうため省略するが、とにかく無限にも思えるような仕事量に圧倒された。各国の食べ物もケータリング形式で提供する予定で、アーティスト探し、大量の人たちとのメールでのやり取りやミーティング、マーケティングチームとの話し合い、予算のまとめ、機材の調達、ホスピタリティーの提供準備、装飾のアイデア等、さらに毎週のクラスでアップデートをしなければならず、仕事を進めながら、情報をまとめるのが本当に大変である。
決断は全て任せてもらっており、先生から時々言われるYou’re the boss.という言葉に責任感と怖さ、嬉しさ、色んな気持ちが交錯する。毎週4時間もあるクラスの後、プラスで先生の時間を使わせてもらい相談している。時々3時間も話し込むことがあるがその時間は全く苦ではなく、とても尊敬して大好きな先生であるため、なんならメンタルが回復している。
正直今までで一番大変で、色んな感情に押しつぶされそうになっているが、それと同時にイベントが楽しみで仕方がなく、良いイベントになる自信も少しずつ付いてきた。イベント当日まで全力で取り組み、観客だけでなく、チーム全体が楽しめる、やって良かったと思えるイベントにしたい。イベントが終わった後、自分がどんな感情を抱くのかも楽しみだ。次のコラムでは、イベント当日の経験についてシェアしようと思う。