People.23 vol.01「トロントの音楽シーンをマーケ ティングから紐解く」Yuiさん|カナダで挑戦する若者
前職でWeb広告代理店に3年勤務しマーケティングの面白さに魅了され、これを音楽業界でできたならば、、、と退職し一念発起でカナダへ渡来しました。現在はワーキングホリデーでトロントに住んでいます。このコラムではトロントのミュージックシーンをマーケティング目線でお話しできたらと思います。初回では私自身についてとトロントの音楽市場について軽くお話しさせて頂きます。
私が初めて音楽に魅了されたのは小学生の頃Avril Lavigneのsk8er boiを聴いた時です。当時は英語が理解できないにも関わらず、強い衝撃を受けたのを憶えています。そこから毎週のようにTSUTAYAで5枚1,000円のCDをレンタルするような学生生活を送り、ウォークマンを手放せない人間になっていました。
そして前職ではWeb広告を通してマーケティングを学び、これを音楽で活かしたいと仕事観点で思うようになりました。日本から世界へ、世界中から日本へ、マーケティングでリスナーとアーティストを繋げまだ知らない景色や感情を伝えることが私の夢です。
またみなさんご存知かと思いますが、トロント含めオンタリオ州の音楽市場は非常に大きく今や世界でも知られるAvril LavigneやJustin Bieber、The Weekend、Drakeなど超有名アーティストが続々と輩出されている地域です。現在トロントは人口約350万人、そしてその半数が移民と言われ、それが故に好まれる音楽のジャンルも多岐に渡ります。コロナ終焉後、現在では様々なジャンルのアーティストが続々と来加し、先日も日本を代表するロックバンドONE OK ROCKや新しい学校のリーダーズが公演を行い多くの熱狂に包まれました。
彼らはなぜ日本のみならず世界で活躍できるのでしょうか。そして多民族国家であるカナダで受け入れられる秘訣はなんなのでしょうか。次回はONE OK ROCKトロント公演についてマーケティング目線からお話しできればと思います。