清涼を楽しむ水の街・スポット10
エメラルドグリーンに輝くオンタリオ自慢のビーチ
湖のロマン溢れるブルースペニンシュラ -Bruce Peninsula-
Photos by Stephanie Tsang
ブルースペニンシュラ国立公園
ジョージアンベイの輝く湖畔に切り立った石灰岩の崖が特徴的なイメージの公園。石灰岩の崖は長年の波に削られてここでは多くの‘Grotto’、小さな洞窟のようなもの、を見かけることができる。また、多くの自然自然が残っており、バードウオッチング、ハイキング、キャンプなどにもお勧めの公園だ。
ファソムファイブ国立公園
ジョージアンベイの入り口、ヒューロン湖側にあるいくつかの島からなる国立公園。ここは淡水でのスキューバダイビングのメッカとして知られている。理由は透き通る水の中に残る20隻以上の沈没船だ。底がガラス張りのボートに乗って見に行くこともできる。また、このボートにのってフラワーポット島まで足をのばしてみてはいかがだろうか。自然に削られてできたフラワーポットは見物だ!!
沈没船を見に行こう
ボートで→コースによって時間も変わるので自分に合ったものを選ぼう
Bruce Anchor Cruises / URL: bruceanchorcruises.com / Phone: 519-596-2555
Address: 7468 Highway #6 P.O. Box 160 Tobermory, ON N0H 2R0
ダイビングで→シュノーケリングは経験がなくても大丈夫。
Divers Den / URL: diversden.ca / Phone: 519-596-2363
Address: 3 Bay St. Box 87 Tobermory, ON. N0H 2R0
番外編 予知能力を持った白もぐら?! Town of Wiarton
トロントからブルースペニンシュラに向かう途中にあるWiarton。サブルビーチから20分ほど離れた人口2000人ほどの街で、Wiarton Williと呼ばれていた白いモグラが天気を予知するということで有名。2月のもぐらの日には盛大なお祭りも開かれる。今年の長い冬も見事予知を的中させている。像の他にも家族で遊べるアクティビティーが多いので少し立ち寄ってみてはどうだろう??
滝の街〜The City of Waterfalls〜
ハミルトン -Hamilton-
City of Waterfalls: Hamilton
世界的にも有名なナイアガラ断崖が創りあげる数々の滝。個別に認識されている滝だけでも100を超え、滝の都と呼ばれているハミルトン。その滝の多くはBruce Trailの中、またはその近くに存在している。これからの季節、深緑の木々と涼やかな小川、滝からのマイナスイオンをたっぷり浴びながらハイキングなんていかがだろうか。
滝を見ながらのハイキングコースは距離、難易度も様々あり、見たい滝からでも、自分に合ったコースでも自由に選ぶことができる。TORJA編集部お勧めはWebster’s Fallが見れるSpencer Gorge / Webster’s Falls Conservation Area。Webster’s Fallは高さ22メートル、幅30メートルもあるハミルトンの中にある滝の中でも特に大きい滝だ。滝近くには広いピクニックスペースがあり、家族での憩いの場にも使われている。このハイキングコースにはTew’s FallとDundas Peakもあり、コース自体は非常に簡単で初心者の人でも気軽に楽しめる。
ハイキングコース情報はこちら⇒waterfalls.hamilton.ca
Port city Hamilton
港町としても知られているハミルトンはオンタリオ湖西側の玄関口でもある。Bayfront Parkではサイクリング、釣り、ボートなどのアクティビティーを楽しむことができる。広いピクニックエリアとBBQピットもあるのでさまざまな用途で利用できる。
Restaurant by the water
お洒落な水辺のレストランで食事を楽しもう
Sarcoa Restaurant and BarはBayfront Park、Pier 4 Parkのすぐ近くに位置するレストランで350席もの大きなパティオが湖畔に位置している。ライブミュージックを聞きながら季節毎に変わるスペシャルカクテルを楽しもう。
URL:sarcoa.ca / 住所: 57 Discovery Drive, Hamilton, ON L8L 8B4 /Phone: (905) 528-5757
ハミルトン郊外にあるAncaster MillはMill Fallsのすぐ横にあり、食事をしながら川のせせらぎ、滝のしぶきを鑑賞することができる。近くの農場からの新鮮な食材で季節感あふれる食事を提供している。毎週日曜日のブランチは好評なのでハイキングの前に行ってみてはどうだろう。
ULR: ancastermill.ca / 住所: 548 Old Dundas Road, Ancaster, ON L9G 3J4
Phone: 905.648.1828
世界最大の湾口障壁砂丘形成の地
サンドバンク -Sandbanks-
HP:www.ontarioparks.com
オンタリオ湖内にある、世界最大の湾口障壁砂丘形成の地。3つの砂地のビーチを有し、浅瀬で穏やかなさざ波のアウトレットビーチは、ファミリーで楽しむのにぴったり。40以上のワイナリーに、800キロに渡る海岸線に囲まれたプリンスエドワードカントリーは、景観だけでなく、フードやドリンク、アクティビティも多彩。ファミリーバンガローやコテージ、ファームハウス、そしてファミリー向けウォーターフロントホームなどといった各種宿泊も勢揃いし、思い思いの滞在が楽しめる。新たなワインの産地として近年注目されつつあるこの地。ワインツアーでお気に入りの一本を見つけて、椅子に腰掛けて水辺を渡る鳥たちを見ながら一杯なんていかが?
自然の宝庫
ピリー島 -Pelee Island-
HP:www.pelee.org
オンタリオ本土から約40キロ南へと離れた、エリー湖西部にある島で、渡り鳥や蝶たちが通るルートで、ユニークな植物や動物たちが生息している。功名に設計されたトレイルによってビーチ、森、砂丘、沼地など様々な形状の自然へとアクセスが可能。ビーチや釣り場といった水系アクティビティのほか、個人・団体を対象にしたバードウォッチング、サイクリングやキャンプ、ボートなどを楽しむことができ、島を巡るツアーも催行されている。また、街中では、歴史的な街並に各種ショップやネイチャーウォーク、ナイトライフアクティビティなどの娯楽もあり、音楽ライブもほぼ毎週行われている。各種アクティビティにはシーズンがあるため、5月から10月後半までに訪れるのがおすすめ。
歴史が多く残る街
キングストン-Kingston-
キングストンは、北米オンタリオ湖畔にある小さくもとても美しい街です。1841年から1844年までの3年間はカナダの首都でもありました。
とても歴史が多く残る街として知られ、19世紀の米英戦争で有名なリドー歴史街道や、米国を経由して大西洋に続くセントローレンス川が始まる街です。
街の中には、白亜紀のライムストーン(石灰岩)で建てられた建物が多く、オフホワイトの街並がとても印象的です。市内の教会やカナダで最も古い大学であるクィーンズ大学もそのライムストーンで建てられています。休日には、19世紀の衣裳に身を包んだガイドさんが街歩きや歴史的建造物の案内をしてくれます。勿論、ゴルフやクルーズ等のアクティビティも充実しています。
サウザンド・アイランド(one thousand island)
キングストンを始点とするセントローレンス川には1000以上の島々があり「サウザント・アイランド」と呼ばれています。その島々には、古城や歴史的建造物が建ち、夏期には、フェリーで島々を遊覧する事も出来ます。その一つ「キングストン・サウザント・アイランド・クルーズ」は、観光客に人気のクルーズでアメリカ国境まで行く事も出来き、カナダとアメリカを結ぶ橋を見る事も楽しみの一つです。
フォートヘンリー(Fort Henry)
キングストンに在るフォートヘンリー砦は、当時イギリス領であったカナダを侵略しようとしていたアメリカに対して防御の為に建てられた石造りの砦です。米英戦争当時キングストンは軍事拠点でしたが、戦争終了後リドー街道の始点として今のデザインに建て替えられました。現在軍事博物館になってますが、砦の中では、定期的に兵士達による行進や大砲・銃等のパフォーマンスが見られ、旧カナダ軍兵士の衣装をきたパトロールも行われています。
また、近くにはカナダ王立軍事大学があり、多くの学生が学んでいます。
リドー歴史街道(Rideau Heritage Route)
米英戦争当時、イギリス領カナダの中心であったキングストンは、英国からの物資輸送を大西洋に繋がるセントローレンス川から行ってました。ところが、セントローレンス川はアメリカに近い為、川を迂回してモントリオールからオタワを通り、キングストンへ南下するルートが作られました。リドー歴史街道にあるリドー運河は、47カ所の水門を持ち運行する船を引き上げ水位を調節して、約200Kmにも及ぶ輸送を確保しました。この運河は現在も運用されていて、リドー歴史街道沿いの古い街並と共に歴史を楽しめる観光スポットになっています。
知る人ぞ知る絶景スポット
スカボロー・ブラフ -Scarborough Bluffs-
www.toronto.caにて、Scarborough Bluffsを検索。
トロントの東、スカボロ地区にある約15キロに渡るオンタリオ湖岸で、知る人ぞ知る絶景スポット。周辺はブラッファーズ・パークという大きな公園となっており、大昔に氷河と湖水の浸食によって誕生した高さ90メートル以上の切り立った崖がそびえ立ち、およそ1万2千年前の地形が残っている。崖上から眺める景色はまさに絶景、広大なオンタリオ湖を遠くまで臨むことができ、とくに日の出や日の入りの時刻には幻想的な光景が広がり、夏の夜のひとときを過ごすのにおすすめ。また、崖上には8,720ヘクタールのガーデンパークが広がっており、中央に湧く泉で水と戯れたり、野鳥や蝶ウォッチングも可能。トレイルやビーチ、さらにフェンスに囲われたドッグランエリアもあるので、家族、そしてわんちゃんとも一緒にピクニックに出掛けるのも◎。
Winnie the Pooh(くまのプーさん)発祥の地
ホワイトリバー -White River-
HP:www.whiteriver.ca
『Winnie the Pooh(邦題:くまのプーさん)』発祥の地として知られるオンタリオ州中西部に位置する街。美しい湖や川で、水泳や釣り、カヌー、ボートといったアクティビティを通して、オンタリオ北西部の大自然を感じることができる。『Winnie the Pooh』のモデルは、第一次世界大戦中にホワイトリバーの駅でハンターに親を撃ち殺され孤児となった子熊のウィニー(※引き取り手であったカナダ陸軍大尉の出身地・ウィニペグより)。毎年8月の第3週末にはウィニーにちなんだフェスティバルが開催され、パレードや花火など、様々なエンターテインメントが行われる。また、街にあるホワイトリバー・ヘリテージ・ミュージアムにはウィニーに関する最多数コレクションが常設されており、ショップでお土産もバッチリ。
自然に囲まれたノースハンバーランドの街
コボーグ -Cobourg-
HP:www.cobourgtourism.ca
湖とトレイル、そして森に囲まれたノースハンバーランドの街。歴史感じるダウンタウンには、サイドウォークカフェやアーティスティックなショップ、音楽ライブといったエンターテインメントが溢れ、湖までの道中にも楽しみが広がっている。四季を感じるカントリーサイドを散歩するもよし、自転車用ウォータートレイルを颯爽と駆けるもよし、丘の上でピクニックするのもよし。さらに月明かりの下でのキャンドルディナーやスパといった癒しの空間もあり、日常から少し離れたスローライフを満喫することができる。トロントからの自動車アクセスもよく、週末のちょっとしたお出掛けにぴったり。
オンタリオ最大の野生動物保護地区
ロングポイントナショナルワイルドエリア
-Long Point National Wildlife Area-
HP:www.ec.gc.ca/ap-pa/default.asp?lang=En&n=2927AC4C-1
オンタリオ州ポートロワンのエリー湖北岸に位置する砂地の半島。1978年に創設された、オンタリオ最大の野生動物保護地区であり、3,650ヘクタールを有する。とくに水鳥保護上重要な地域で、何百、何千もの渡り鳥が春から秋にかけてこの岬を越え、その種類は300以上ともなる。80種以上の野鳥が生息し、オンタリオ州に生息する種の75パーセントがこのエリアに生息しているとされている。さらに、60種以上の魚、多くのレアな植物たちも生息していて、エリアのほとんどが一般立ち入り禁止となっているが、4月中旬から9月までカヌーやビーチウォークといったレクレーションに対して一部が開放されている。
トロントから2時間半、2つの州立公園の一部を含む活気溢れる街
ヴィレッジ オブ サウスリバー -Village of South River-
トロントから約2時間半北にある人口約1,100人の街。ハイウェイ60以降にあるパークで2番目の賑わいを見せることで知られる。規模は小さいながらも活気に溢れたコミュニティで、敷地内にはアルゴンキン、そしてミキソーの2つの州立公園の一部を含む。街の西側には3つのビーチとボート桟橋があり、車を置いてアルゴンキンパークへとカヌーの旅へ出ることも可能で、アルゴンキンやミキソー州立公園を訪ねる際のホームベースとして重宝されている。このほか、年間を通してアイススケートやカーリング、テニスやバスケットボール、また川沿いではオンタリオでも有数のスポーツキャンプやホッケーキャンプも楽しむことができる。