留学は持ち物だけでなく心の準備が重要/  ovrseeのカナダライフ日記【第6回】



秋から来年の留学についてのお問い合わせが増えてきます。後悔しない留学にする為に心の準備についてお話したいと思います。

充実した留学生活だった生徒さんの共通点


留学生が終わった生徒さんを見送る際、「本当に充実した留学生活を送ってたな。」と感じる生徒さんがいます。その生徒さんにはいくつか共通点があるので挙げてみたいと思います。

1. 期待値が低い


語学学校やホームステイの条件が多い方もいらっしゃいます。学校は日本人が少ないところ、ホームステイは〇〇な家庭などです。ご希望はわかりますし、私たちの仕事は生徒さんの希望にできるだけ答える事なんですが、希望通りになる事が少ないのが現実です。 例えば、学校は季節によって日本人率が変わったり、突然日本人が増えたりすることもあるし、ホームステイはこの生徒さんには満足だったけれど、違う生徒さんは全く違う反応だったということもあります。 希望が多い生徒さんは、がっかりする事も多くなるので、それが留学中のモチベーションが下がりやすくなります。



逆に、 学校やホームステイに高い期待をしていない方は、どんな状況でも自分の状況を楽しむことができて、本来はネガティブになりそうな学校やホームステイの環境でさえ、ポジティブに変換できてしまいます。 自分で問題を解決する力、ポジティブに持って行く力が身につき、自分で”留学の形”を作っていく事ができます 期待や希望が多い方は、”与えられる”ことを待っている事が多く、誰かが何かをしてくれる事を当然と思っているので、創造的で、新しい発見に出会うといった留学生活とはかけ離れていきます。


2. お金に少し余裕がある



大金持ちである必要はありません。でも、少しお金に余裕があれば、カナダにきてみて「まだ少し語学力が足りないから、学校を延長しよう。」という選択肢が増えます。ギリギリだと、友達みんなが旅行にいくとなったとき、自分だけ一緒にいけない。。。ということもあったり。


ただ、留学開始時はお金に余裕はあまりなかったけど、日本食レストランでガンガン働いて、普段は節約(賄いがつくところもあるので、そうすると食費の節約にも!)、そして貯めたお金でヨーロッパやニューヨークに旅行にいって、帰国前に語学学校でブラッシュアップして留学生活を満喫して帰国された方もいます。 でも、やはり色々な経験をするのはお金がかかります。出発を少し遅らせても、お金を貯めておいてよかったという方は多いです。



3. 泣いたり立ち止まったりする



たくさん壁にぶつかった子のほうが、帰国時に「この子、すごい進化した!」と思います。悔しくて泣いたり、何しにきてんだろう立ち止まったりする生徒さんの話をきくと「この生徒さんを本当に応援したい!」と思わされます。 カナダで体験した辛い思いや、悲しい経験は、日本に帰国した時とてつもない大きな武器に変身します。あの経験を、乗り越えてこれたんだ。という自信につながります。




留学中、1番の怖いは現地の人じゃなく同じ日本人だったりする




留学中、英語がなかなか伝わらず辛い思いをしたりすることもあります。でも、ほとんどの現地の人は理解しようとしてくれるし、親切に教えてくれたりします。 留学中、厳しいのは現地の人じゃなくて日本人だったりします。 失敗をクスッと笑ったり、間違いを訂正してくれることもなく、会話がわかってない人を無視して、他所を向いて他の人と英語で話して、仲間はずれ扱いをしたり。 【少し英語ができる】人が一番危険。この人は自分より英語力が低い日本人を見下したりする傾向が強いきがします。他の国からの留学生にはそういった姿勢を見せませんが、日本人に対してはけっこうあからさま。 でも、【かなり英語ができる】人は、わからない人がいたら、会話を止める事なくそっとどんな話をしているか教えてあげ
たり、相手の英語力に合わせて、自分の使用する単語を変えたりという事ができます。



留学中、一生の友とも言える日本人に出会うこともあります。私も、カナダで出会った友達に、日本に帰国した時に会いにいったりします。この人苦手だな…という日本人に出会ったら適当に付き合うのが重要。どうせ日本に帰国したら付き合う必要もありません!どうしてもスッキリしないなら、話し合うのも解決策。「何か言いたいことある?」「なんかあんまり良い印象を受けないんだけど。。。」 全ての人とうまく行くひとなんていません。話すことによって”お互い合わないんだ”ということがわかれば、無理に付き合う必要もないし。もしかしたら、何か誤解があったのかもしれない。留学中に、日本人同士の人間関係で悩むのは時間がもったいないですよ。それは日本でいつでもできます。



短期留学で学べること、学べないこと




留学の期間は人それぞれ。短い人だと1〜2週間の人もいます。1週間から受け付けてくれる語学学校もあります。



短期留学で何が学べるか。まず、英語がペラペラに話せるようにはなりません。到着して、2週間ぐらいの生徒さんの相談で一番多いのが「学校の先生の言ってる事がなかなかわからないし、自分の意見も言えない」という相談です。これに対して「耳がなれるのに1ヶ月ぐらいはかかる。自分の考えを話せるようになるには3ヶ月ぐらいかかるよ」と伝えています。もちろん出発までにどれだけ英語ができるかにもよりますが、経験上これが平均だと思います。



じゃぁ短期留学で何が得られるか。


1.ガッツが身につく



1人で飛行機にのり、1人で英語で入国審査を受け、1人で英語の標識をみながらホームステイ先から学校まで向かう。これは思ってるより勇気がいる行動です。初めてカナダにきて、1人で学校に向かう時は超怖かったのをよく覚えています。これをクリアすることによって、日本に帰ったら全てが楽に感じたりするでしょう。物事のハードルが低く感じて、自信にも繋がります!



2.自分の英語がどの程度か判断でき、今後の計画を立てることができる



4週間の滞在を終えたとしましょう。この時点で自分の英語がどのぐらいなのか客観的に判断することができます。「思ったよりコミュニケーションとれるようになった」という人もいれば、「全然できないまま終わってしまった」と感じる人もいます。これを元にじゃぁ今後はこうしていこうというプランを練ることができます。満足して日本でまた日常を頑張ろうって思うこともあるし、もっと英語勉強したいと思えば、今度は長期留学を考えたりもするでしょう。



3.英語を話すことへの抵抗が減る



はじめに言ったように、英語がペラペラにはなりません。でも、ペラペラになるのが全てではなく、一番大事なのは話そうとすることだと思います。1週間でも2週間でも期間によらず、留学した時点で英語を話さないといけなくなります。入国審査で日本語は通じません!なかなか伝わらなかったとしても、まず声に出すということが第一ステップ。短期留学によってこれをクリアしたいです。日本人の留学生は、間違えを恐れてなかなか発言できない生徒さんが多いです。比べて中南米の留学生は間違っていようがガンガン話してきます。短期間中に、英語を話せるようになるというより、間違を気にせず、声をだすという事に集中しましょう。






留学中の浮気事情



ある日、トロントで路面電車に乗っていたら前に座っていた男女からこんな日本語会話が聞こえてきました。



女性「一緒にいられるのももうちょっとだね。」

男性「あと1ヶ月はあるよ。」

女性「1ヶ月後には〇〇(男性)は日本に帰っちゃうし。彼女も待ってるし。」

男性「残りできるだけ一緒に過ごそうね」
女性「うん。彼女さんは私の事しらないんだよね。私たちだけの秘密だね。」

男性「そうだね。2人だけの秘密だよ」



お互い肩を寄せ合い、ぴったりくっついて車内でイチャイチャ。周りに日本語が理解できる人がいると気づいていない様子。日本に彼氏や彼女を置いて留学する人も多いと思います。



期間限定の遠距離恋愛。少し開放的になりすぎてしまう事もある様子。 「留学中だけだし、帰国したらもう会わないから(会えないから)」と刹那的な恋愛を楽しんでいる友人も複数いました。みんな日本人同士。



突然バッタリ会ってしまった!なんて事もないし、自分たちを知ってる人もいないから友達を通してバレるなんて事もほぼない。そして、時差があるので、日中浮気相手と楽しんでても、日本は夜中。「今何やってるの?」なんて連絡がくる事もない。加えて、留学中は1人が寂しくなる事も。そんな時に一緒にいてくれる人がいたら、ついつい気を許してしまって。。



国境を超えたら浮気じゃない!なんて宣言してた人も過去にはいました。笑 ただ、驚くというか、私が知ってる人は全員、日本に帰国した時点で浮気相手とはきっぱり終わりを迎え、本命の相手のところに戻り、そして結婚までしています。




知らない方が幸せな事も世の中にはあるんでしょうね。


ovrsee co. 秋山みほ

2017年から開始したovrseeのLGBTサポート。きっかけはovrseeで働いているLGBTスタッフが語ってくれたこれまでの人生。日本での自分、トロントに留学して変わった自分のストーリーはとても心に響くものがあり、その体験談を元に日本のLGBTの方、またはLGBTコミュニティーに関心のある方に向けLGBT留学サポートを開始しました。2018年にはTorontoのLGBT情報を紹介する日本語サイトLGBTxトロント(http://lgbtoronto.ca/)を公開。