世界一のベストセラー、日本語訳でも聖書を!|#編集部ブログ
カナダに来てほぼ初めてと言ってもいいほど質問されるのが、「宗教」です。移民大国カナダは、キリスト教、カトリック、仏教、イスラム教など多様な宗教を持った人が共存するおもしろい場所だといつも感じています。さて、「宗教は何?」と聞かれた時に日本人は「無宗教」と答える人が多いように思いますが、少し違和感を感じている私は「無宗教に近いけど神道かな」と答えるようにしています。神社や寺にお参りに行くことを考えると無宗教とは言えないのではないかと個人的に感じたからなのですが、そうは言っても何かしら宗教を信じている人からすると私の信仰心はかなり軽いものでしょう。
こういった質問を受けたり、敬虔なキリスト教徒のホストファミリーと一緒に過ごしたり、何かしら宗教がある友人が周りにたくさんいたり、そういった環境で過ごすうちに宗教について勉強してみたいなという思いがわいてきました。それを知ってか、ホストファミリーが誕生日に「聖書」をプレゼントしてくれました。
しかも日本語訳です。やはり英語の原文ママは英語ネイティブでも難しい単語がたくさん出てくるようで、比較的読みやすい日本語に訳したものであれば気軽に読めるのではないかと考えてくれたようです。初めて聖書というものを手に取ってみましたが、厚さに驚いています。これでも一部というので、きちんと聖書を読もうと思えば本当に長い年月をかけて読んでいろんな考え方を学ぶ必要があるんだなあと不思議に思います。
パラっと1ページめくってみると、小さな字で細かく丁寧に聖書が訳されていることがわかります。今まで読んだことがないものですし、正直聖書に関して何の知識もありません。それでも、こうやってプレゼントしてもらったからには少しずつでも読み進めてみたいと思います。宗教を持っていない者としては、なぜキリスト教徒やカトリック教徒が聖書をもとに行動したり神を信じたりしているのかとても興味があります。聖書を読むことで理解できるのかはわかりませんが、何事もまずは勉強だと思って聖書を見てみようと思います。もちろん他の宗教にも興味はあるので、いつかは他の宗教本にもチャレンジしてみたいです…!
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。