プライド月間が続くカナダ/  ovrseeのカナダライフ日記【第4回】


2017年から開始したovrseeのLGBTサポート。きっかけはovrseeで働いているLGBTスタッフが語ってくれたこれまでの人生。日本での自分、トロントに留学して変わった自分のストーリーはとても心に響くものがあり、その体験談を元に日本のLGBTの方、またはLGBTコミュニティーに関心のある方に向けLGBT留学サポートを開始しました(http://ovrsee.ca/support-lgbt/)。

来月8月にはモントリオールのプライドパレードに向けてパートナーの方がプライドパッケージを作ってくれました。http://ovrsee.ca/wp-content/uploads/2018/06/ovrsee_BLI_MTL_Pride_Package.pdf







LGBTは”ブーム”ではなく、”ムーブメント”であってほしい。









6月はトロントがプライド月間でした。最終日のパレードには雨の中多くの人が集まっていましたね!7月はPEI(Prince Edward Island)でもプライドパレードが開催され、8月に入れば、バンクーバー、続いてモントリオールでもプライドパレードが開催されます。



日本でも4月に東京レインボープライドがされ、参加した方から「とても良いイベントだったよ」という話を聞く事ができました。こうやって、日本でもLGBTの理解深める活動が増えている事をうれしく思います。



東京レインボープライドは歌手の浜崎あゆみさんがライブを行ったとか。著名人が行う活動はとても意味があります。発信力・影響力が強い人たちは、彼らのファンをベースに良いムーブメントを起こします。時には影響力が強すぎて、時に思ってない方向に行く事もありますが。



北米では、政治や社会に対して声をあげる有名人が多いです。LGBTに向けて、Lady Gagaは「Born This Way」という曲を発表し、Miley CyrusはLGBT Youthに向けたホームレスシェルターの基金を設立しています。日本でもこういった活動が進むとさらに社会の理解も進むんだろうなと思います。



LGBTブームと呼ぶ人がいます。LGBTコミュニティ内でもブームと呼ぶ人がいるそうで、ちょっと残念。ブームは一時的なもので、消えてしまうのではないかという不安があります。なので、ブームメントではなくムーブメント、この先大きな変化が起こる前兆であって欲しいと願います。










カミングアウト=幸せの構図は全ての人に当てはまらない





ovrseeのスタッフがこんなお話をしてくれました。カナダで同性婚しているスタッフで、日本の家族はその事実を知りません。



「日本に帰国する度に両親の老いを目の当たりにします。注意力散漫になっていたり、食が細くなっていたり、大好きだったお酒も弱くなって。その姿をみて、今はカミングアウトしなくていいかなって思いました。」



以前、ゲイのお子さんを持ってる方からこんなお話をされたそうです。



『カミングアウトできないからとモヤモヤしなくていいんです。愛する人が出来て幸せな結婚をなさっている…私には、本当に羨ましい限りです。今の貴方が幸せでいるかということが大切です。』



これを聞いたスタッフは、カミングアウトするかで迷うのではなく、何が幸せかを考え、それを追い求める事が大事と改めて思ったようです。



人によって幸せのカタチは異なります。カミングアウトしない方が良いと言ってるわけではありません。周りがどうこうではなく、自分自身がどうしたいのか、どうするのが自分自身にとって幸せなのかを考えるのがまず最初で、その上にカミングアウトがあるのであればすれば良いし、しないのもその人の選択で尊重します。社会というのは変わって行きます。人も変わって行きます。LGBTQにおける環境も徐々に変わっていくでしょう。



カナダに留学するとLGBTQの人たちに出会ったり、街でパパ2人やママ2人を見たりすることがあります。それを見た留学生がいつか子供を持った時に、子供たちが「カミングアウトできる」家族関係を作ってくれたらいいなと思います。











知っててもたいして得しないLGBT用語(笑)





さて、LGBTという言葉はだいぶ浸透してきましたが、LGBT内でのみ使われる言葉というのも存在します。 



・Straight(ストレイト)ー 異性愛者を指す言葉です。日本語ではノンケと言われます。

Dyke(ダイク)ー レズビアンが自分自身のことをダイクと呼ぶことがあります。レズビアン以外の人がレズビアンのことをダイクと言うのはあまり良しとされません。

・Butch(ブッチ)ー 男らしい、たくましいレズビアンを表わす表現です。

・Twink(トゥインク)ー 若く、かわいいゲイの子はTwinkと呼ばれます。25歳を過ぎたあたりから、Twinkとは呼ばれなくなります(笑)、体の線が細く、体毛が少ないのが典型的なTwinkです。

・Jock(ジョック)ー 体を鍛えること、スポーツ観戦が好きなゲイ男性をジョックと呼びます。がっちりした体育会系でさわやかなイメージです。

・Bear(ベアー)ー 正式な訳は熊。LGBT間ではBearとは体が大きく体毛が多い人のことをベアーと呼びます。

Otter (オター)ー 正式にはカワウソのことをotterと言うのですが、ゲイの間ではBearと区別するために体毛が多いけれど、体が細め人のことをオターといいます。

・Rice Queen(ライスクイーン)ー アジア人が好きな、アジア人以外の人をライスクイーンと呼びます。 例:いつもアジア人を好んでデートしている白人や黒人またはラテン系

・Potato Queen(ポテトクイーン)ー 白人好きのアジア人をポテトクイーンと呼びます。例:アジア人で白人以外とはデートしないタイプの人

Sticky Rice(スティッキーライス)ー アジア人が好きなアジア人をスティッキーライスと呼びます。


ovrsee co. 秋山みほ

2017年から開始したovrseeのLGBTサポート。きっかけはovrseeで働いているLGBTスタッフが語ってくれたこれまでの人生。日本での自分、トロントに留学して変わった自分のストーリーはとても心に響くものがあり、その体験談を元に日本のLGBTの方、またはLGBTコミュニティーに関心のある方に向けLGBT留学サポートを開始しました。2018年にはTorontoのLGBT情報を紹介する日本語サイトLGBTxトロント(http://lgbtoronto.ca/)を公開。