コミュニティニュース1月号①(2014年)
横浜能楽堂写真展が今月末までの開催、能関連映画も上映
1月31日まで/ジャパンファウンデーション
観阿弥・世阿弥親子が大成した能楽は日本の伝統文化として今なお語り継がれる芸能だ。日本でも有名な能舞台である神奈川県横浜市にある横浜能楽堂の写真展が、今月末までジャパンファウンデーションで開催されている。「紅葉狩り」や「えのしま」、「清経」や「花戦」などの能の舞台の名場面が写真を通して観客に語りかける。入場無料。平日のみ観覧可能だが、11日、25日の各土曜日はオープン。また、この写真展開催最終月に際し、「能映画月間」と題して各種能関連映画作品の上映も行われる。
1月15日 「Throne of Blood」
1月20日 ショート能アニメーション作品「Dojoji」
1月23日 ショート能アニメーション作品「Kataku」
1月27日 「Lady Aoi」
1月28日 「Sotoba Komachi」
詳細はこちらまでどうぞ。www.jftor.org
展示会「なかみち/Middle Distance」が開催、初日約60人が日加の芸術交流を楽しむ。
11月22日~24日/Goodfellas Gallery
JAVA とJETプログラム経験者フォーラムのJETAAによる共催展示会「なかみち/ Middle Distance」がGoodfellas Gallery にて11月22日から24日の3日間にわたって開催された。日本とカナダの文化における共通点、違いなどを描いた作品が集められ、多様性が表現されたこの展示会はまさに日加の文化交流の産物。初日にはオープニングレセプションが行われ、集まった約60名が飲み物片手に作品を鑑賞、その世界観をそれぞれの解釈で楽しんだ。
それぞれのゲンテンを語るイベント「talk×GENTEN」開催
1月22日、2月26日/ジャパンファウンデーション
ワーキングホリデーや国際交流プログラムなどに参加した経験を持つ日本人とカナダ人をゲストスピーカーに迎えて「自国とは異なる環境で学び、働いた経験をいかにして力に変えてきたか」をテーマに、それぞれのゲンテン(原点)を語ってもらうイベントが行われる。
事前に募った質問をもとにパネルディスカッションと質疑応答が行われる2部構成で、日・英バイリンガル司会者が進行係を務める(パネルディスカッションは英語)。イベント終了後にはゲストスピーカーとの交流の場も設けられる予定。
第1回目ゲストにはワーキングホリデー1期生で、毛皮事業で会社「MT BEAUTY」の経営者である伊藤孝志さんと日本で英語教師の経験を持ち、現在パソナ・カナダ社長を務めるJoy Haywoodさん。第2回目ゲストはワーキングホリデーで来加、ヨーク大学を卒業し、現在TV番組のコーディネーターや通訳として活躍する中村ゆきさんとJETプログラム参加者であり、現在DINE magazine副編集長、Dine Travels編集長を務めるAdam Waxmanさんが登場。
・日程: 第1回 1月22日(水)/第2回 2月26日(水)
・時間: 午後6時30分~
・場所: ジャパンファウンデーション
・入場無料(要予約)
・第1回目イベント分予約締め切り: 2014年1月17日(金)
www.facebook.com/talk.genten.toronto
・お問い合わせ:talk.genten@gmail.com
RAGING ASIAN WOMEN Taiko Drumers15周年コンサートに会場総立ち
12月7日・8日/Betty Oliphant Theatre
アジア圏をバックグラウンドに持つ女性たちで構成される太鼓グループ・RAGING ASIAN WOMEN Taiko Drumersが15周年を記念したコンサートを2日間に渡って開催した。1日目のチケットは完売、2日目も残り数枚を残すのみという盛況ぶりで、当日はアジアだけでなく様々なバックグラウンドを持つ人々が会場に詰めかけた。迎えたステージでは伝統の太鼓曲をアレンジしたものやオリジナル曲など、アンコール一曲を含めた全9曲のパフォーマンスが披露され、曲間には今コンサートのテーマ「FROM RAGE COMES」にちなみ、自身の性別への問いかけや母の苦労を通し感じた憤りといったメンバーのビデオメッセージがスクリーンに映し出され、他国のバックグラウンドを持つ彼女たちがカナダで暮らしていくなかで感じる軋轢や葛藤が発信された。その力強いメッセージは太鼓のパフォーマンスと共鳴し観客たちの心へと響いたようで、終演後には会場いっぱいのスタンディングオベーションが巻き起こっていた。
新移住者協会・JCCC共催の「2014お正月会」が今年も開催!
1月26日/日系文化会館
毎年恒例のトロント新移住者協会(NJCA)・JCCC共催の「2014お正月会」がJCCCにて開催される。日本の伝統と現代を調和させて祝う新年パーティーで、トロントで日本の年始の雰囲気を感じよう。餅つきデモンストレーションや獅子舞、書き初めや百人一首、囲碁や将棋など楽しいアクティビティが盛りだくさん!さらに、ラーメンやお寿司、和菓子などの日本の食べ物なども楽しめる。よさこいソーラン節や古典舞踊、おとそのデモンストレーションも行われる。 なお、当日は先着100名の子供たちにはお年玉が贈呈される。家族みんなでぜひ日本式のお正月を体感しよう。
・日時: 2014年1月26日(日) 午前11時から午後4時まで
・場所: JCCC(日系文化会館)
・入場料: 新移住者協会/JCCCメンバー 5ドル、家族12ドル、シニア・ 子供4ドル、
幼児無料。メンバー以外は $7、家族16ドル、シニア・子供 4ドル、幼児無料
※「家族」は大人2人、子供(6~12歳まで)3人まで
・お問い合わせ: anzu.hara@raku.ca
旅する布手紙プロジェクト
1月26日まで/日系文化会館
東日本大震災からもうじき3年。日系カナディアンで映像製作者・アーティストのLinda Ohamaさんがこの布手紙プロジェクトを発足。何百ものカナダの子供たちが何千の東北の子供たちに向けて、希望を込めて書いた布手紙。カナダから送られてきた布手紙に東北の子供たちが返事を書き、そしてまた日本の各都市からもメッセージが届いてと、どんどん大きくなってきた布手紙のキルト。このキルトがJCCCにて絶賛展示中。展示期間は1月31日まで。入場料も無料なので、日加の復興への希望が組み合わさってできた巨大なキルトを観に行こう。平日は午前10時~午後9時、休日は午前10時~午後3時まで観覧可能。
JCCCライブラリーの貸出時間が変更
2013年10月から始まり、すでに多くの人から好評を得ているJCCCライブラリーの図書貸出だが、今月、2014年1月より土曜日の貸出時間帯が下記のように変更となる。この変更により、日本語学校の後に親子で訪れることが容易になった。また、今年からじは平日日中の一般閲覧が開始できるよう計画中とのこと。ますます利用しやすい環境となるJCCCライブラリーに、ぜひ足を運ぼう。
・2014年JCCCライブラリー貸出日…水曜日&土曜日:1pm – 5pm
・ライブラリー休館予定日…1月1日(水)、3月2日(土)