コミュニティニュース5月号(2014年)
日本留学のための奨学金制度「MEXT」にカナダから3名が選出2年間の留学へと出発
3月25日/トロント総領事公邸
ジョナサン・カーシン・ライさん/コリン・ラスネアックさん
日本政府の行う発展途上国や先進国の優秀な学生に対して日本留学のための奨学金を支給する制度「MEXT」に、カナダから3名の学生が選ばれ、3月25日にトロント総領事公邸にて歓迎送別会が行われた。
今回選ばれたのはコリン・ラスネアックさん(東北大学大学院 国際文化研究専攻)ジョナサン・カーシン・ライさん(東京大学大学院 情報科学・テクノロジー専攻)、ターニャ・ドーアニクさん(明治大学大学院 管理研究専攻)で、レセプションには日本政府奨学金受給卒業生協会オンタリオ支部(JGSAAO)やJETプログラム同窓会(JETAA)、大学関係者に加え、多くの日系企業・団体関係者が集まって3名を激励。 3名の学生はそれぞれ日本留学への意気込みを語り、JGSAAOのOB・OGによって日本留学時代の体験談を交えながらの3名への激励の言葉などが贈られた。選ばれた3名は4月1日にトロントを出発、2年間の日本留学が予定されている。
エミー賞受賞フォーリーアーティストの小山吾郎さんがJCCC映画鑑賞会にてその業を実演
3月27日/ JCCC(日系文化会館)
会場からは悲鳴と笑いとが巻き起こる
を行った小山吾郎さん
トロント近郊に住むフォーリーアーティストの小山吾郎さんが3月27日、毎月恒例のJCCC映画鑑賞会にてフォーリーの解説、実演を行った。
フォーリーとは映像における効果音の種類の一つ”生音(ナマオト)”のことで、既成の音では作り出すことのできない動作音を、映像に合わせて人間がマネをして作り出していく作業の事を指す。その音を生み出す芸術家・フォーリーアーティストとして小山さんはハリウッド映画の世界で活躍している。そして、今上映会で上映された映画『許されざる者』では、馬の音にこだわりたいという制作サイドたっての希望で小山さんが制作に参加。作品の中で重要な部分を占める馬の動作音を迫力ある音に仕上げ、臨場感をさらに高めている。小山さんは会場で馬の音、さらにパスタやセロリなどを用いて骨が折れる音などを実演。初めてフォーリーの実演を目の前にした観客たちは興味津々で、質疑応答では続々と質問が投げかけられ、上映会終了後にも多くの人が小山さんの周りに集まっていた。
第18回総領事杯商工会親睦チャリティゴルフ大会が5月25日に開催
トロント日本商工会が5月25日に第18回総領事杯商工会親睦チャリティゴルフ大会を開催する。今ゴルフ大会は商工会が毎年地域貢献活動の一環として行っているもので、参加者、会員企業からの寄付金は全て地元慈善団体へと寄付されている。参加は商工会会員だけでなく一般も可能。商工会の活動について理解を深めるとともに日系企業ならびに日系コミュニティーとの交流を深めるこの絶好の機会、奮って参加しよう。
日時: 2014年5月25日(日)午後13:00 集合 13:30~21:00 予定(受付11:00開始)
場所: Lionhead Golf & Country Club(8525 Mississauga Road, Brampton)
会費:〈ゴルフ・ディナー懇親会〉
・商工会会員とその家族 $160
・商工会会員以外 $180
(ゴルフプレイ代、パワーカート代、ディナー代、飲み物代、HST、寄付金20ドル含む)
〈ディナー懇親会のみ〉
・商工会会員とその家族 $60
・商工会会員以外 $80
(ディナー代、飲み物代、HST、寄付金20ドル含む)
申し込み方法:商工会ウェブサイト【www.torontoshokokai.org】より申込書をダウンロードし、emailまたはFAXで申し込み
申し込み締め切り:5月14日
ジャパンファウンデーショントロントにて毎年恒例の語りの会が開催満員の聴衆が集まる
3月29日/ @ジャパンファウンデーショントロント
コラボレーションで語られたバリ島の民話
日本の昔話や現代物語を音楽の調べに乗せながら英語で語る「Katari Japanese Storytelling(語りの会)」が、「Toronto Festival of Storytelling」の一環として3月29日にジャパンファウンデーショントロントで公演を行った。今公演は“Haru (Spring) is Here to Stay”をテーマに、「アイヌの昔話」(稲田浩二編)を英訳したアイヌ民話「月の中の童子」や日本人ダンサー三名とのコラボレーションしたバリ島の民話の語り、宮沢賢治の童話「夜鷹の星」に加え、ギターの演奏やコーラス、パントマイムを駆使したサイレントストーリーテリングなどの6つのプログラムが披露され、話者の巧みな話術に子供から大人まで、会場に集まった満員の聴衆たちは物語の世界へと引き込まれていた。
トロントの文化・芸術団体の協力組織
「ブロア・ストリート文化回廊プロジェクト」が発足
市民や旅行者が気軽に芸術や文化を楽しむことができるようサポートを行う
4月2日/@L’Espresso Bar Mercurio
「ネイティブ・カナディアン・センター」
のパフォーマンスが行われた
ジャパンファウンデーション
トロント所長とNorm Kelly トロント副市長
4月2日、Bloor Street Cultural Corridor「ブロア・ストリート文化回廊プロジェクト」の発足式が St. George駅近くのカフェレストラン・L’Espresso Bar Mercurioにて行われた。会場にはNorm Kelly トロント副市長をはじめとする政府関係者や参加団体代表・多くの報道陣が集まり、街全体としての注目度が高いことが伺えた。
トロント市のブロア・ストリートのバサースト通りとベイ通りにはさまれた1マイル(1.6km)区間には、十数件に及ぶ国際的レベルの文化・芸術施設が集中、年間を通じ多彩な本格的芸術・文化イベントが一般公開され活気溢れて地区。この地域に活動拠点を持つ、ジャパンファウンデーションを含む12の芸術団体が、このたび『ブロア・ストリート文化回廊プロジェクト』を発足、当街地区を訪れる人々が、隣接する施設のアクセス利便性を活用し、芸術や文化を楽しむ時間を満喫できるようサポートすることを目的としている。
参加12団体は以下の通り。(※西から東へと降順)
①100年の歴史を誇るドキュメンタリー上映の聖地、ブローア・ホットドックシネマ
②ターフェルムジーク・バロック管弦楽団室内合唱団
③トロント・コンソート
④ジューイッシュ・コミュニティーセンター(JCC)
⑤ネイティブ・カナディアン・センター
⑥今春、劇場とギャラリーを備えた新施設を開館するアリアンス・フランセーズ
⑦イタリア文化会館
⑧バータ靴博物館
⑨北米屈指の演奏会場ケルナー・ホール(ロイヤルコンサバトリー内)
⑩ロイヤル・オンタリオ博物館(ROM)
⑪ガーディナー陶磁器美術館
⑫ジャパン・ファウンデーション(国際交流基金日本文化センター)
なお、今プロジェクトはTourism Toronto(トロント観光局)、The Bloor‐Yorkville BIA、The Bloor‐Annex BIA, the City of Toronto(トロント市)、The Ontario Arts Council (オンタリオ・アーツ・カウンシル)ほか、地元住民および関係者など多くの機関や人々の賛同を得て構成されている。今後の活動は下記公式サイトをチェック(MAPあり)。
Bloor Street Cultural Corridor (ブロア・ストリート文化回廊プロジェクト)
公式サイト:www.bloorstculturecorridor.com
第18回総領事杯商工会親睦チャリティゴルフ大会が5月25日に開催
トロント日本商工会が5月25日に第18回総領事杯商工会親睦チャリティゴルフ大会を開催する。今ゴルフ大会は商工会が毎年地域貢献活動の一環として行っているもので、参加者、会員企業からの寄付金は全て地元慈善団体へと寄付されている。参加は商工会会員だけでなく一般も可能。商工会の活動について理解を深めるとともに日系企業ならびに日系コミュニティーとの交流を深めるこの絶好の機会、奮って参加しよう。
日時:5月28日、午前9時半~午後1時(※日本語セッションは11時半から1時まで)
場所: JCCC(日系文化会館)参加費: 無料
申し込み:emailアドレス【sarahb@jccc.on.ca】または電話番号【416-249-0788】まで
女声コーラス「コールトリリアム」20周年記念コンサートを開催
今年20周年を迎える女声合唱団・コールトリリアムのコンサートが、グレングールドスタジオにて6月8日午後2時より開催される。コールトリリアムはトロントで活動を続けている日本人女性を中心にしたアマチュアのコーラスグループで、 指導・指揮にはプロオペラ ソプラノ歌手の・柳田孝子さんを迎え、月に2回教会で練習を行っている。プログラムは「ふるさとの四季」「ハナミズキ」「エーデルワイス」などで、トロントの若手ピアニスト森田清香さん、岡本めぐみさんによるピアノソロが華を添える。
日時:6月8日(日)午後2時
場所:Glenn Gould Studio(Canadian Broadcasting Centre), 250 Front Street West
チケット:20ドル
チケット問い合わせ:電話番号【1-866-943-8849】またはウェブサイト【www.ticketbreak.com】