【TIFF19】『天気の子』から『真実』まで。トロント国際映画祭2019、注目の日本映画はこちら!

 今年の多様なラインナップの影響を受けているのか、今年は日本人が関わっている映画も例年に比べて多くなっています。そこでここでは、今年の注目作品として日本関連作品を中心にご紹介します。

第44回 トロント国際映画祭
2019. 9/5 – 9/15
公式サイト: tiff.net

日本関連映画

The Truth(原題『La vérité』/邦題『真実』)

Special Presentations

監督:是枝裕和
主演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホーク

 国民的大女優が自伝を出版。脚本家として活躍する娘をはじめ、家族が出版を祝して集まるが、母と娘に長年秘められていた怒りがあらわになってゆく。ここ10年ほど、新作を発表するたびにTIFFで上映されてきた是枝裕和監督の作品が、昨年の『万引き家族』に続き、今年もSpecial Presentations部門に登場です。今作は、昨年のカンヌ国際映画祭で『万引き家族』がパルムドールを受賞した後、是枝監督初の国際共同製作として世界進出した作品です。

Weathering With You (原題『天気の子』)

Special Presentations

監督:新海誠
主演(声): 醍醐虎汰朗、森七菜、本田翼、倍賞千恵子、小栗旬

 不思議な晴れ女の少女と出会う家出少年の物語。『君の名は。』の大ヒット以来、待望の新海誠監督の新作アニメーション映画が、Special Presentations部門に登場です。

First Love(原題『初恋』)

Midnight Madness

監督:三池崇史
主演:窪田正孝、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー

 落ち目のボクサーと麻薬中毒患者が、ヤクザの抗争に巻き込まれてしまう。『殺し屋1』や『極道大戦争』が過去のTIFFで上映されている三池崇史監督の新作で、米国での先行公開が予定されている『初恋』が、Midnight Madness部門に登場です。

To the Ends of the Earth(原題『旅のおわり世界のはじまり』)

Masters

監督:黒沢清
主演:前田敦子、染谷将太、柄本時生、アディズ・ラジャボフ、加瀬亮

 テレビ番組のレポーターが、ロケで番組スタッフとともに訪れたウズベキスタンで、仕事を離れて旅に出てしまう。『ダゲレオタイプの女』や『岸辺の旅』をはじめ、これまでもたびたびTIFFで取り上げられてきた黒沢清監督の新作が、世界的に影響力のあるアートシアター系監督の作品を上映するMasters部門に登場です。

37 Seconds

Contemporary World Cinema

監督:HIKARI
主演:佳山明、神野三鈴、大東駿介、渡辺真起子、熊篠慶彦、板谷由夏

 脳性まひを持つ女性が、家族への責務と漫画家として成功するという自身の夢との間で板挟みになる成長物語。今年2月のベルリン国際映画祭でパノラマ部門の観客賞を受賞したHIKARI監督のデビュー作が、Contemporary World Cinema部門に登場です。

A Girl Missing (原題『よこがお』)

Contemporary World Cinema

監督:深田晃司
主演:筒井真理子、市川実日子、池松壮亮、須藤蓮、小川未祐、吹越満

 訪問看護師の訪問先で家族が誘拐され、意外な人物が逮捕されたことで看護師の人生が脅かされる。『淵に立つ』で2016年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞を受賞した深田晃司監督の新作が、Contemporary World Cinema部門に登場です。

Amusement Ride

Wavelengths

監督:西川智也

 横浜のコスモクロック21の観覧車を望遠レンズで撮影した西川智也監督の実験的な映画が、Wavelengths部門に登場です。台詞のない6分間の短編です。

(注)この記事の一部は、著者が自身のTwitterアカウント(@twitMIEX)に投稿した内容を改稿して作成しています。
Photo license: Courtesy of TIFF

みえ

 大阪在住の映画好き。好きな監督の日本未公開作見たさに日本語字幕なしの輸入DVDを見始めたのが約20年前。さらに、未公開の最新作見たさに約10年前からトロント国際映画祭に行くようになり、映画三昧の今に至る。