高校留学 島田果奈さん カナダ在住歴6年 大阪府出身|特集「カナダライフのヒント6人のストーリー」
中学時代にアメリカにサマーキャンプにいったことをきっかけに、英語を習得してたくさんの人とコミュニケーションをとりたいと思い、カナダへの高校留学を決意したという島田さん。最初の一年目はアルバータ州のキャンモアに、二年目からブリティッシュコロンビア州のバーナビーの高校に転校したそうだ。高校卒業後はUBCに入学し、来年2022年卒業予定とのこと。カナダ国内でも異なる州で異なる規模の学校を体験した経験から学びになることを教えてもらった。
英語を習得しやすい
まずなんといっても語学力の上達の早さ。英語漬けの生活を送るうちに耳が慣れるので、ネイティブスピーカーの真似をすることで正しい発音を学ぶことができます。最初は、授業についていくのに必死で常に勉強。家に帰ってもホストファミリーとの会話はもちろん英語。また、吸収が早い若いうちに耳をならし練習することで、日本語アクセント(訛り)がそこまでつかないと思います。
英語の上達だけではなく、学ぶことが多く自立できる
ホームステイを通してさまざまなことを自分でするようになりました。当たり前と思っていた洗濯や掃除、朝ごはんの準備なども自分でやることにより、親のありがたみを改めて感じました。何事も自分で行動しないといけないので精神力がかなり鍛えられたと思います。
価値観が変わる
カナダ人でもいろいろなバックグラウンドを持った生徒や留学生と関わることができ、世界中に友達ができます。また、多文化環境で過ごしてきたため、多種多様な価値観や国民性に触れることができ、物事に否定的な態度は持たずに臨機応変に自分のアプローチの仕方を変えることができるようになりました。
公立・私立の両方から選ぶことができる
アメリカとは違い、留学生でも公立高校に入学が可能です。私も色々調べて学校見学に行ったとき、私立高校はカナダ人よりも留学生のほうが多い印象でした。そのため公立高校のほうが現地のカナダ人と授業を受けられる機会が多いかと思いました。また、カナダの公立は設備、サポート、先生の質、環境全て整っており、様々な経験も出来きるので良かったと思いますし、公立高校の方が圧倒的に選択科目など体験できるコースやカリキュラムが充実していた印象もあります。
入学時に英語力が問われない
基本的に公立高校に入学するときには英語力が問われないため、高校に入学してからESL(英語が第二言語である人たちのための授業)を履修します。学校にもよりますが、いくつかのレベルがあって、クリアしていくことで現地のカナダ人と同じ英語(日本でいう国語)の授業をとることができます。カナダの学校は9月入学なので、日本から留学する際、4~6月までの間は語学学校に行って英語力を高めてから高校に入学という方法もあります。
自由で、本人の興味や専門知識を高める教育システム、高校から専門的なことを学ぶことができる(選択授業が多い)
もちろん必須科目もありますが、たくさんあるクラスの中から自分の好きな教科、得意な教科をとることができます。例えば、日本にはないダンス、ミュージカル、バンド、食などの授業も受けることができます。私は中学にいた時、吹奏楽部に所属していて、カナダでも続けたいと思っていました。私が通っていた高校は音楽に力を入れている学校で、自分のしたいことで単位を取ることができる仕組みがあったのが素晴らしかったです。学校によって強みがあるので、自分のスキルアップにもつながると思います。
学校外のアクティビティ活動(ボランティア)で社会性を磨く
私が通っていた高校では、卒業するためにボランティア活動または仕事経験が必要です。日本ではボランティア活動をする機会はなかなか少ないかと思います。最初は、語学力向上のため現地の人や他国の留学生との交流を深めようと学校のクラブ活動やコミュニティーセンターでボランティア活動などをしました。その結果、語学力を培えただけではなく、多様な価値観に触れることができ、自分の視野を広げることもできました。
島田果奈さん
カナダ在住歴6年
大阪府出身
好きな言葉
ポジティブに!
カナダの魅力
自然が美しく、充実しているカナダ。私が住んでいるバンクーバーは冬でも比較的温暖な気候で、山と海がどちらも一緒に楽しめるのがすごく幸せだと思います。 様々なバックグラウンドをもつ人々が共存していて、そのため留学生に対してもウェルカムでフレンドリーなのでとても良い環境です。
お気に入りの場所:
Steveston Garry Point Park
春には桜並木が連なり、ピクニックする場所としては最高!ここから見る夕焼けもすごくきれいで一日中Stevestonで過ごす日にはちょうどいいリラックスできるおすすめスポットです。
グランビルアイランド
バンクーバーの有名観光地グランビルアイランド。パブリックマーケットで新鮮な野菜やフルーツなどを購入したり、名物のグルメを食べ歩くのにぴったりな場所!グランビルアイランドから見える景色はいつみても綺麗でずっと見ていられる癒されスポットでもあります。
ヨーロッパのような街並みを楽しむことができるケベックシティー!
世界都市遺産の古都ケベックシティ。北米のパリとも呼ばれ、古き街並みが漂うケベックシティーに一目ぼれしました!訪れたレストランすべて美味しかったのも覚えています。リタイアしたあとにゆっくりと住みたいなと思いました。
いまのハッピー度
死ぬまでカナダに住みたい?
Yes or No Both! カナダにベースを置いて日本や他の国にも住みたいです(笑)。第二のホームといえるくらいになればなと思っています。
私の人生こんな風になれば良いな
高校から留学したことがきっかけで将来は海外と日本をつなぐ仕事をしたいと思っています。カナダはもちろん住みやすく居心地がいいですが、海外に出たからこそ、日本のいいところもたくさん見えてきます。なので将来はそんな日本のいいところをもっともっと海外の人に知ってもらえるような発信が出来たらと思っています。