Colourful days 第6回
Colourful days with Camera in Canada
第6回 初めての一眼レフ
大和田 史佳さん
Instagram: instagram.com/fumika.ohwada/
Flickr: fumika.ohwada
一眼レフに夢中になった理由を教えてください。
現在、Humber CollegeでMultimedia Design and Developmentを勉強しています。前セメスターの授業で写真を撮り、自分を紹介するビデオを作るという課題がありました。それが一眼レフとの出会いでした。私以外のクラスメイトほぼ全員が一眼レフを持っている、もしくは、既に触ったことがあるという状況。正直びっくりしました笑。先生から簡単に使用方法について説明があり、その日の授業が終了しました。私は一眼レフを持っていないので学校から借り、自宅で撮影。自分を紹介するアイテムをテーブルに並べシャッターボタンを押したところ「あれれ?シャッターが切れない。なんで?」。すぐにGoogleで調べました。一眼レフって本当に頭が良くて、設定が正しくないとシャッターすら押させてくれないんです。その時初めて、もっと一眼レフについて勉強したい、自分がイメージした写真を撮れるようになりたい、と思うようになりました。
一眼レフってピンからキリまであると思うのですが、初心者モデルでも$500~する品物。カナダの高いタックスも支払ったら、頭が痛くなってしまう値段に…学生の私にとってはなかなか手が出せないアイテムのひとつです。先月そのことを友達に相談したところ、彼女が使用していない一眼レフ、「2008年に北米で発売されたCanon EOS Rebel XS。古いからいいよ〜」と言って無料で貸してくれました。持つべきものは友達。今は友達の言葉に甘えて使わせてもらっています。いつか将来、お金が貯まった時に動画も撮影できる一眼レフを購入しようと思います。
いままでカメラはどのような時に使っていましたか?
カナダに来たばかりの頃は iPhoneが発売される以前のことだったので、 コンパクトデジタルカメラを持ち歩き、風景や友達の写真を撮っていました。iPhoneを購入してからは、デジカメを鞄に入れて持ち歩くことはなくなりました。 写真も綺麗に撮れるし、何よりもiPhoneは便利。Facebookにすぐにアップできて、テキストやメールですぐに友達・家族にも送れる。こんな便利な世の中になるなんて、カナダに来た当時は思ってもいませんでした。やはりiPhoneの便利さって魅力のひとつですよね。最近は一眼レフとiPhoneの2つをなるべく持ち歩くようにしています。
写真について思い出などはありますか?
先日、一眼レフを持ってトロントの風景を撮影しようとOssington Ave./Queen St. West周辺を歩いていました。ストリートカーやトロントの街並み、お洒落な自転車を撮影していました。歩きながら写真を撮影していると今まで気づかなかったトロントの新しい一面を発見することができました。何よりも嬉しかったのは、街の人たちと世間話。「僕のことも撮ってよ」「写真のモデルになろうか?」と笑顔で言ってくれる、みんなの優しさ。彼らの写真を撮って、世間話をして、ほんわかしている私。トロントに住んでいて良かった〜と思う瞬間でした。
カナダの魅力と絡めて、今後どのような写真を撮っていきたいですか?
「十人十色」のカナダに暮らしていると自分でいることの大切さに気付くことができます。日本では周りを気にして歩幅を合わせてしまっていた私。カナダでは素の自分で笑っていられます。
トロントの街を歩いていると「え?何?この言語?聞いたことない」ってことがよくあると思いませんか?私はつい「トロントだなぁ〜」と感じてします。色々な人がいて、様々な文化あって、でも、みんなカナダを愛している。 だからこそ、今のカナダそしてトロントがあると私は思います。そんなカナダ・トロントの魅力を多くの人に伝えることができる写真を今後撮っていければな、と思います。せっかくウェブデザインを現在勉強しているので、トロントのオススメスポットやレストラン等を写真と一緒に紹介できるブログサイトを立ち上げようと思っています。