【最新情報】カナダ政府に務める公務員15万5千人のストライキ、 PGWP保持者に対するPublic Policyの発行、Express Entry動向|カナダで永住権! トロント発信の移民・結婚・就労ビザ情報
今月号は2023年4月中旬時点での最新情報についてお話します。
カナダ政府に務める公務員15万5千人のストライキ
4月19日までに賃金交渉が妥結しなかったため、15万5千人の公務員がストライキに入りました。この事実を受けて、カナダ移民局(IRCC)の大臣、フレイザー氏は「ストライキの期間や規模によって、IRCCが行うべき業務に多大なる影響が出る可能性もある」と述べました。
主に影響が出るであろうと言われている業務は以下となります。
- カナダ市民権申請の対面セレモニー
- IRCCのコールセンター、Web Inquiry Formの返信、SNSなど
- カナダのパスポートサービス
- 各申請における審査
- 現在IRCCが受領済みである、2億件もの短期ビザ申請、移民申請の審査
反対に、ストライキの影響が出ないと断言されている業務は以下となります。
- 国境のCBSAオフィサーによる、入国審査
- カナダ国外のVAC業務
- IRCCが短期契約で雇っている審査官の業務
残念ながら、既に移民申請、ビザ申請をされた方は辛抱強く審査再開、完了を待つしか今は方法が無さそうです。ここ1、2年の間に申請するビザによって審査期間がとても長いものがありますので、しっかりとリサーチをし、事前にいつ申請すべきか、また申請する時に「漏れ」が無いかしっかりと確認して申請することが大切です。
PGWP保持者に対するPublicPolicyの発行(2023年度版)
2023年4月6日より、PGWP保持者を対象にした、特別なPublic Policyが発足しました。2022年も同様のPublic Policyが発足していましたので、これは2023年版と位置づけされています。Public Policyの内容ですが、一定の条件を満たしたPGWP保持者は、更に18ヶ月間分のOpen Work Permit申請が認められることとなりました。
PGWPはカナダにおいて大学やCollegeを卒業した者が申請できる就労ビザです。通常3年間が上限ですが、パンデミックによってカナダが不況に陥り、多くの留学生がカナダで就職できないという状況を考慮しIRCCが2022年と2023年にそれぞれPublic Policyを発足した、という背景になります。
但し申請条件を満たしているか否か、正確に判断する必要がありますので必ずIRCCのWebsiteにて申請条件を満たしていることを確認してから申請して下さい。申請は2023年5月20日までに済ませる必要があります。また申請の際、政府が定めるPublic Policy用の申請方法のルールに従って、間違いが無いように書類を整えて申請することが、確実に18ヶ月分のOpen Work Permitを取得するための必須事項となりますのでご注意下さい。
特に、2022年度のPublic Policyにおいて、「何もしなくてもIRCCから18ヶ月分のOpen Work Permitが郵送されてきます」との連絡をIRCC受けていた方々が、政府のアドバイスに従って「待機」していたにも関わらず、実際にはOpen Work Permitや連絡をIRCCより一切受領せず、2022年12月31日の期日を過ぎてしまった、そしてPGWPの失効日を過ぎてしまった、というケースが沢山ありました。もしこのようなケースに該当する場合には、必ず、必ず5月20日までにIRCCにPublic Policyの下、Open Work Permitの申請を行って下さい。待機していても、IRCCからはOpen Work Permitは郵送されてきませんのでご注意下さい。
Express Entry動向
2023年1月以降、既に10回の選考が行われました。選考毎の対象カテゴリーはFederal Skilled Worker対象が1回、PNP対象が3回、プログラム不特定が6回でした。PNP対象以外の選考点ですが、1月11日に507点で始まり、毎回少しずつ下がっていって3月29日の選考では481点まで下がりましたので、更に下がるものと誰もが予測していましたが、4月12日の選考点は(その前の点数を5点上回る)486点でした。最終的に400点台中盤の点数での選考を狙っていた方々にとっては、この486点という点数は少しショックだったのではないかとお察しします。
昨年7月から11月までの間に行われた際の選考点が490点から510点という点数でした。今年こそは選考点が下がり、沢山の方が移民されると希望を持っていました。蓋を開けてみると、今年も昨年に続いて点数が高く、驚いています。パンデミックで十分な就労経験がカナダで得られない状況下、沢山の方が高い授業料を支払ってカナダの大学やCollegeを卒業したにも関わらず、思うようにExpress Entryで高い点数が取れない、という方が多いと感じています。先が見えない状況であるため皆苦闘しており、中には移民申請に対して希望を失ってきている方も見られています。
まとめ
PGWPのPublic Policyにしても、Express Entryにしても、リサーチをせず「自己流」で進めてしまうのはリスクを伴いますし、カナダに長期滞在できるチャンスを逃してしまうことにも繋がる可能性があります。しっかりと最新情報を把握しており、経験豊富な移民弁護士や政府公認コンサルタントにご相談されることを強くお勧め致します。






