JICA後援『第2回東カナダ日本語教師合同研修会』
JICA後援『第2回東カナダ日本語教師合同研修会』が日系文化会館にて開催、
一般参加者を含めた50人以上が聴講、意見を交わし合う

新移住者協会(NJCA)日本語教育プロジェクトの一環として、2月9日に日系文化会館で「第二 回東カナダ日本語教師合同研修会」が開催された。今研修会はJICAの後援で行われたもので、当日はアメリカ・ワシントンのJICA事務所から2名の職員の方が来訪し、上石博人JICA次長は「東カナダでもこれだけ多くの人が日本語教育に関心があるということに驚きました」と、はるばるワシントンから訪れた甲斐があったと弊誌に語ってくださった。


研修会にはトロント近郊に住む人だけでなく、オタワやキングストンなど遠方からの参加者の姿も見られ、日本語教師だけでなく、保護者や日本語教育に興味を持つ人など50人以上の人たちが参加。研修会は基調講演の部会の2部に分かれて行われ、国語教室と日加学園に通う生徒2人のJICA日本研修プログラムの体験談も披露された。
基調講演では弊誌でもおなじみの池端ナーサリースクールの池端友佳理園長が登壇。研修会全体テーマの「低年齢幼児期における日本語 教育現場の変化と課 題」にのっとり、自身のナーサリーの特徴やプログラム紹介。擬声語の活用や絵本の読み聞かせの大切さなど、日本語教育におけるポイントを自身の体験談を踏まえながら、終盤にはナーサリー卒園後の日本語を学ぶ機会・環境の少なさを指摘し、子供たちが日本語を学ぶ環境の拡充が必要だという課題も提示した。
部会ではそれぞれ、幼児・小学校期の日本語教育、中・高等学校期の日本語教育、バイリンガル教育、保護者主導の学校の立ち上げという4つのグループに分かれてのディスカッションが行われ、部会後には全体での意見共有も行われた。親の選択が子供の教育に大きな影響を与えること、なによりも日本語教育には継続が大切だということが部会全体を通しての共通認識となった。
近年の新移住者の増加に従い、日本語教育に対する関心もここ10年ほどでさらに高くなってきている。今後もこのような意見交換の場の必要性はさらに高まり、議論もさらに白熱していくことだろう。



