カナダの高所得世帯、2024年に投資で資産増。一方、低所得層は賃金低下で格差拡大 | カナダニュース報道局
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カナダ統計局(StatCan)が発表した2024年の家計調査によると、最も所得の高い世帯は投資による資産を増加させた一方で、低所得世帯では実質賃金が減少し、経済格差がさらに拡大したことが明らかになった。
データによれば、上位20%の高所得層は株式や不動産などの金融資産の伸びに支えられ、純資産が増加。一方、下位20%の世帯では、インフレや生活費上昇に対して賃金が追いつかず、実質的な可処分所得が減少した。また、低所得層では消費支出における家賃や食料費の割合が高まり、貯蓄や投資に回せる余裕が乏しい傾向も浮き彫りとなった。