米国の移民政策強化を受け、カナダ陸路国境で亡命申請が急増 | カナダニュース報道局
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ケベック州のサン・ベルナール・ド・ラコル(Saint-Bernard-de-Lacolle)国境検問所では、2025年4月前半の亡命申請者数が前年同期比で226%増加したことが明らかになった。この急増の背景には、米国における移民政策の厳格化があるとされ、とりわけトランプ前大統領の政権下で進行中の「一時保護資格(TPS)」の終了に直面した移民らのカナダへの流入が加速している。
ロクサム・ロード(Roxham Road)の閉鎖以降も、申請希望者たちは新たなルートを通じてカナダを目指しており、安全な第三国協定(STCA)の拡大により、米国を経由した合法的な申請は事実上不可能となった今、不正規な入国が問題となっている。