損害保険ジャパン株式会社 カナダ支店「Sompo Sakura Summit」成瀬祐一氏の帰任を機に、日系企業関係者らが集う

損保ジャパンがカナダで展開してきた事業の節目として、成瀬祐一氏の帰任に際し「Sompo Sakura Summit」が開催された。本イベントは、Sompo CanadaのPresident & CEOであるローハン・ディクソン氏の主導により企画されたもので、2026年3月24日、トロントオフィスにて実施された。会場には日系企業関係者を中心におよそ100名が集まり、同氏のこれまでの功績を称えるとともに、今後のさらなる連携と発展に向けた交流の場となった。
成瀬氏は、カナダにおける事業拡大の重要な局面において中心的な役割を担い、組織の成長と基盤強化に大きく寄与してきた人物である。現地法人の発展において果たしたそのリーダーシップと実行力は高く評価されており、今回の帰任にあたっては、関係者から感謝と敬意の声が多く寄せられた。今後は本社の調査企画部にて、新たな役割を担う予定であり、カナダで培った経験と知見をグローバルな戦略立案に活かしていくことが期待されている。

帰任を前に語る、カナダでの4年成瀬氏、事業拡大の軌跡

—この「Sakura Summit」は、今回が初めての取り組みとのことですが、その背景や狙いについて教えてください。
今回の取り組みは、帰任のタイミングにあたり、CEOがこれまでの慰労も兼ねて企画してくれたものです。
サミットという形式にこだわるというよりは、お客様との関係構築や、新たな接点を模索する機会として位置づけています。
また、桜の季節に合わせ、少しでも皆さまに春の訪れを感じていただけるような企画とし、今後の当社に対するさらなる期待感を持っていただければという思いで実施しました。
—約4年のカナダ滞在を振り返って、どのように感じていらっしゃいますか。

まず仕事面では、事業の大幅な拡大が非常に印象的でした。従業員数は当初3名でしたが、現在では52名まで増加しています。
—大きな成長ですね。オフィスの移転も経験されていますか。
はい、オフィスは2回移転しています。当初はユニオンステーション近くに、3名のみの小規模なオフィスがありました。その後、移転し、最大で約40名を収容できる規模となりましたが、そこも手狭になり、昨年10月に現在のオフィスへ移転しました。
—買収ではなく、オーガニックでここまで成長された点も特徴的です。
はい、すべてオーガニックでの成長です。カナダのCEOであるローハン・ディクソンのリーダーシップのもと、人材採用を積極的に進めながら、着実に事業を拡大してきました。
——その事業拡大の中心に関わってこられたわけですが、どのようなフェーズを経てきたのでしょうか。

2021年に事業拡大が正式に決定し、2022年から準備を開始、2023年より段階的に拡大してきたという流れです。
私自身は損保ジャパンに所属し、カナダで勤務していましたが、損保ジャパンの保有する保険免許、および約50年の経験を最大限に活用しつつ、現地において一体的な運営を行う体制でした。
将来的にはカナダ事業については、損保ジャパンとSOMPOインターナショナルの統合という方向性ですが、既に一体運営をしているため、実務上の違和感はほとんどありません。
—実際にその現場に身を置いて感じられたことは何でしょうか。

非常にスピード感のある環境で、まるでスタートアップ企業で働いているかのようでした。このような経験はなかなか得られるものではなく、非常に貴重であったと感じています。もともとは経営管理を担当していましたが、組織の拡大に伴い、自身の役割も大きく変化していきました。新たに加わったメンバーと協働しながら、役割を柔軟に変えていく必要があり、その点は難しさでもあり、同時に大きな学びでもありました。
また、組織拡大に伴い、現地の人材はとくにSOMPOグループの事業や文化に馴染みのないメンバーも多かったため、その橋渡しを担うことも重要な役割の一つでした。
—プライベートも含め、カナダでの生活、そして関係者へのメッセージをお願いします。

プライベートにおいても、多くの場で皆さまとご一緒させていただきました。幹事を務める機会も多く、さまざまなコミュニティーの中で交流できたことは、大変有意義でした。
トロントは、良い意味で人との距離感が心地よく、自然とコミュニケーションが広がっていく都市だと感じています。
多くの方々に支えていただき、充実した時間を過ごすことができました。心より感謝申し上げます。













