カナダで移民受け入れ支持が急落 | カナダニュース報道局
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カナダ公共放送CBCが発表した最新の世論調査で、カナダ国民の54%が「移民受け入れを減らすべき」と回答したことが明らかになった。これは過去10年で最も高い水準となり、保守党支持層では実に80%以上が受け入れ縮小を支持している。多文化主義を国是としてきたカナダにおいて、移民政策への支持がこれほどまでに低下するのは異例という声もあがる。
調査結果について専門家は、「反移民感情の高まりというよりも、政府への不信と計画性の欠如への反発が背景にある」と指摘する。近年、カナダは人口増加の大部分を移民に依存しており、2023年には人口の約3%が新規移民によって増加した。しかしその一方で、住宅不足、生活費の高騰、インフラ整備の遅れが深刻化。主要都市トロントやバンクーバーでは、家賃が過去最高水準に達し、若年層や新移民が住居を確保できない状況が続いている。
世論の急変を受け、受け入れ数の見直しや体制強化を求める声が政界でも高まりつつあり、移民国家カナダが築いてきた「開かれた社会」という理想は、いま転換点を迎えている。






