Vegetarian食から学ぶこと
トロントは日本と比べて、ベジタリアン向けの食事が豊富に感じます。
ベジタリアンといっても、本人の意思によって様々な食事のタイプに分かれています。その中でも植物性食品だけではなく、卵や乳製品も摂取するタイプの”Lacto-Ovo-Vegetarian”と呼ぶタイプが多く実践されています。
いろいろと制約がある”Vegan”は、食用にとどまらず、動物製品も身につけません。この考えは動物に苦しみを与えることの嫌悪からだそうです。他にも魚を食べる、植物を絶やさない物だけを食べる、野菜を多めに食べるなど、ベジタリアンといっても数え切れないほどのタイプがあります。
こういったベジタリアン食を自由に選べる場所が多い事の背景に、宗教の多様性もあると思いますが、自由の尊重を大切にしている柔軟な文化は、見習うところがいっぱいあると思います。
自分の意思で決定することは、それなりの知識が必要ですので、ファッションやトレンドだけでベジタリアンになるのは、逆に不健康になってしまう可能性もあります。その点、北米で感じることは、人は好きでやっているということです。だから自分のために、していることを追求して立証できる力を持つことや、興味があるからやる、ないからやらないという観点など、人間本来の生活の質を高めることは、いたってシンプルなことだと感じさせられます。
食べる事は人間が生きる事に必要な食べる事なので、どこの国でも必ずあるものです。各国の特色が色濃く出る食事を食べ回れるトロントを堪能しながら、自分の体やライフスタイルに合う食事を見つけるのも楽しみです。ただ、その度に、自信をもって自慢できる食の文化を持つ国に生まれたことを幸せに思うのでした。