話題作目白押し!トロント日本映画祭のプログラマー推薦映画を紹介

ジェームスさん(右)、高畠さん(左)

 トロント日本映画祭のプログラマーを務めるJCCC館長のジェームス・へロンさんと高畠晶さんが読者の皆さんにおすすめする映画をそれぞれ3本ずつ推薦してもらいました。そしてTORJA編集部からも是非チェックしてもらいたい映画を3本選出しました!

ジェームス・ヘロンさんお薦めの3本

17日上映
翔んで埼玉

 『テルマエ・ロマエ』や『今夜、ロマンス劇場で』の武内英樹監督による本作は、魔夜峰央のファンタジーコミックを映画化し日本で大ヒットを記録!

 東京都知事の息子である百美は、全ての東京都民同様、埼玉県民をバカにしていた。ある日ミステリアスな麗が百美の私学に入学してきたことから、百美は麗に恋をしてしまう。しかしそのことが東京と周辺の県の戦争にまで発展してしまう。都会と田舎の違いという世界共通なネタを荒唐無稽なギャグ映画として描いた爆笑間違いなしの問題作!

19日上映
ザ・ファブル

 トロント日本映画祭では本作を日本公開より前に上映!

 「ファブル」と呼ばれる岡田准一演じる殺し屋が、東京のレストランでヤクザのグループを全滅させた後に、ボスから、大阪に移って一般人として普通に暮らしながら人殺しを1年間しないように、と命令される。しかし気になる女性が大阪の闇社会から脅されたため、ファブルはまた暴力の世界に戻らざるを得なくなってしまう。オールスターキャストによるバイオレント・アクションコメディ!

25日上映
居眠り磐音

 累計発行部数二千万部を超える、佐伯泰英による人気時代劇シリーズを松坂桃李主演で映画化!

 『娼年』ではセクシーな演技で俳優としての新たな一面を見せた松坂桃李が、初の時代劇主演に挑戦。木村文乃、芳根京子、柄本佑、杉野遥亮など注目の若手俳優も集結。友を切り、愛する人を失った男は、幕府が流通させた新貨幣をめぐる陰謀に巻き込まれ、江戸で出会った大切な人たちを守るため、哀しみを胸に悪に立ち向かう!

高畠晶さんお薦めの3本

8日上映
半世界

 阪本順治監督が風光明媚な南伊勢を舞台に市井に生きる人々を優しい視線で描く。

 主演の稲垣吾郎は炭焼き職人という役柄を自然に演じており、俳優としての才能溢れる一面を見せてくれる。長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦、石橋蓮司など演技派俳優が勢揃い。じわじわと感動させられる逸品。

9日上映
こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

 自立とは、自由とは、生きることの意味とは何かを考えさせられながらもユーモア溢れる作品。

 筋ジストロフィーを患い体がほとんど動かない車椅子生活ながらも、ボランティアに愛され支えられて自立生活を貫いた実在の人物・鹿野靖明を、多彩な演技で人々を魅了する大泉洋が演じる。安倍首相も鑑賞後にSNSでコメントをつぶやくなど、日本では口コミにより10億越えの大ヒットを記録!

15日上映
愛と法

 香港国際映画祭・最優秀ドキュメンタリー賞に輝いた、大阪に法律事務所を構えるゲイの弁護士カップルを描いた傑作ドキュメンタリー。

 女性器をモチーフにしたアートで「わいせつ物陳列」などの罪に問われたアーティスト・ろくでなし子、無戸籍者、君が代不起立で処分された先生などの弁護を担当する二人の元に居場所を無くした少年が居候にやってくる。東京国際映画祭では「大胆かつ軽いタッチで、多様性、個性、勇気、愛について、力強いメッセージを届けた」と評され作品賞を受賞。

TORJAお薦めの3本

7日上映
娼年

 人間の欲望や愛という深いテーマに、日本ではR18+ながら上映後の観客からは、なんと満足度97%越えを記録した女性も楽しめる作品。

 石田衣良の原作で、2018年最大のセンセーションを巻き起こした問題作!過激な性描写が多い娼夫役を体当たりの演技で演じた松坂桃李に脱帽。彼の肉体美を全編通して楽しむことができる。

12日上映
あの日のオルガン

 ハンカチ無しでは観られない、真実の感動作!

 山田洋次監督の助監督や共同脚本を長年務めてきた平山恵美子監督が、第二次世界大戦末期に子供達の命を守るため、東京から保育園ごと疎開させた保母たちの奮闘を描く。数々の逆境にもめげず、53人の子供達の命を守り抜いた知られざるヒロインたちを現代に伝えたい、という監督の思いが心に染み渡る。

18日上映
七つの会議

 野村萬斎の怪演が話題を呼んだ、人気作家・池井戸潤原作による企業サスペンス。

 日本公開時2週連続で国内映画ランキング首位を記録!野村萬斎、香川照之、北大路欣也、及川光博、片岡愛之助、鹿賀丈史、橋爪功と濃~い役者ばかりの人選に痺れること間違いなし! 役者の怒声とパワハラのオンパレードによる演技合戦がこれまたすごい!グイグイと引き込まれるストーリー展開も必見だ。