ロマンが詰まった琥珀色の湖が魅力 bruce peninsula(ブルースペニンシュラ)|オンタリオ州&トロントの秋を先取り
トロントから北西へおよそ300kmのブルース半島に位置する町、トバモリー。基本的なアクセス方法は車。トロントからは4〜5時間ほどのドライブで到着できる、近年人気急上昇中のスポットだ。ダウンタウン自体は非常に小さく可愛らしい町だが、周囲に広がる大自然が織り成す景色は、どこを切り取っても大迫力。半島の東側にはジョージアン・ベイ、そして西側にはヒューロン湖を臨み、透き通った青い水を始め、波に削られて出来上がったユニークな岸壁など、自然の力を存分に味わえる壮大な体験が出来ること請け合いだ。
the bruce trail
本格アウトドア&ハイキングに挑戦したい人オススメ
トバモリーに訪れた際に是非とも歩いてみたいのがブルース・トレイル。カナダでは最も古く、最も距離が長いトレイルとして知られている。トバモリーがあるブルース半島の先端から、何とナイアガラの滝のすぐ側まで続いているというから、その距離が如何程のものかお分かりいただけるだろう。
トバモリーから歩く事の出来るルートでは、スリルある岸壁を歩いたり、ジョージアン・ベイの青く透明な美しさを一望できるルックアウトも数多く楽しめる。見渡す限り広がる大自然に囲まれて、時の流れが止まったような感覚を全身で味わってみよう。岸壁付近は滑りやすいこともあるので、ジョージアン・ベイやヒューロン湖の景色を岸壁から楽しむ際には細心の注意を払うことも忘れずに。
800-665-4453 / brucetrail.org
bruce peninsula national park
アウトドアを丸ごと楽しめるブルース・ペニンシュラ国立公園オススメアクティビティ
■カヌー&カヤック
広大な敷地内ではカヌーやカヤックに挑戦することが可能で、バラエティ豊かな自然を一度に満喫できる。カヌースポットはジョージアンベイだけでなく、園内の小さな湖で楽しむこともでき、キャンプと同時ならCyprus Lakeがオススメ。
■ハイキング
メインコースは湖や岸壁からの景色を楽しめるGeorgian Bay Trail。途中ブルーストレイルとの合流、分岐点もあるのでより本格的なハイキングに挑戦したいのならそちらへの移動も◎。大自然が創り上げた必見ポイントとして、公園では特に「グロット」と呼ばれる洞窟が有名。何世紀にも渡って波に削り取られた岸壁が、見る人の記憶に深く残る印象的な造形を為している。中にはSinging Sandsのように森の中でのコースもあり、森林浴を中心としたハイキングも可能。
■ボルダリング
長い年月で削り出された断崖でのボルダリングはまさに本格的なアウトドアアクティビティの一つ。Halfway Log Dumpの駐車場から約1kmのハイキングでジョージアン・ベイ沿いのボルダリングサイトにアクセス可能。
fathom five national marine park
■ボートツアー
トバモリーからは、沈没船や島々を巡るボートツアーがいくつか運航されており、中には船の中から湖底を覗けるグラスボートタイプもあり、人気を集めている。巡る島々の中にある、「フラワーポット」と呼ばれる不思議な形をした岩も人気の観光ポイントだ。
■スキューバダイビング
ファトム・ファイブ国立海洋公園は、湖に点在する19の島々を含め、カナダ初の国立海洋公園に指定されたエリアだ。クリスタルクリアの湖、そして湖底には20を超える沈没船も残されており、そのミステリアスな魅力から、絶好のスキューバダイビングスポットとして人気を集めている。初心者はシュノーケリングで、経験者はボンベを背負って本格的なダイビングを楽しもう。
georgian bay islands national park
トレジャーハント ファトム・ファイブ国立海洋公園が設立される前からジョージアン・ベイに浮かぶ島々を含めて設立された国立公園で美しい湖とむき出しになった岩肌や針葉樹林の組み合わせがユニーク。ボートのみでアクセスできるこの公園はオンタリオ州の独特な生態系を保ち、GPSを使って園内に隠されたキャッシュを探すトレジャーハントは本格的なアウトドアを楽しみたい人にも自然などにトリビアに興味のある好奇心旺盛な人にもオススメのアクティビティだ。
キャンプスポット情報
[Tent / Yurt] cyprus lake campground
国立公園で1日中アウトドアを楽しんだ後に、そのまま敷地内でキャンプが出来るのがこちらの魅力。公園内で楽しめるアクティビティは多岐にわたるので、こちらのキャンプをベースに数日間滞在する人も多い。テントは持ち込みで、それぞれのキャンプサイトにはピクニックテーブルと焚き火台が設置されている。注意したいのは、焚き火に使用する薪は必ずキャンプ場の事務所、もしくは周辺のローカルショップで購入しなければならない点。ブルース半島北部の木材しかキャンプ場へは持ち込んではいけないことになっている。その他、詳細はよく確認しておこう。また、キャンプ場ではユルトに宿泊することも可能。ベッドに寝転びながら、天井についた窓から満天の星空を眺める贅沢な時間を味わえる。ユルトはとても人気が高いので、早めに予約の空き状況を確認しておこう。
Bruce Peninsula National Park内
[oTENTik] georgian bay islands national park
oTENTikとは今一番新しい形のキャンプスタイルで、テントのような見た目ながら中はバンガローのように充実した設備で快適なキャンプ生活が送れる。水は通っていないが、ソーラーシステムで携帯電話などの充電も可能。1つのoTENTikにつき最大で6人まで泊まることができるので、子供の多い家族や、友人グループで行く人には嬉しい。こちらも人気なので早めの予約必須だ。