コミュニティニュース10月号(2013年)
カナダ日本語教育振興会が年次大会を開催
8月22日~24日 / トロント大学
カナダ日本語教育振興会(CAJLE)が2013年度の年次大会をトロント大学で開催した。この年次大会は年に一度行われる日本語教育研究結果の発表の場。開催地はその年によって異なり、トロントでの開催は実に4年ぶりのことであった。オンタリオ州はブリティッシュコロンビア州に次いでカナダで2番目に日本語学習者が多い州であり、日本語学校も多くあるため、今年の参加者はスタッフや講演者を含めて153名の参加者が集まり、参加者の中にはカナダ国内だけでなく、アメリカや日本から訪れている人も多くいた。各セッションの終わりには質疑応答が設けられ、その際には講演者だけでなく、参加者も交えて質問を元に議論に発展していく光景も見られ、教室の中でも活発に意見・情報交換が行われていた。日本語教育がこれからますます発展していくことを感じさせる、熱気に溢れた大会となっていた。
レガシー保存キャンペーンを実施、寄付を募集
モミジセンターの建物のうち政府援助対象外の部分の修繕・改築の資金を集めるための「レガシー保存キャンペーン」。目標は200万ドルで、集めた資金を使用し、今後も美しく居心地の良いコミュニティセンターを維持し、様々なプログラムや催し物を提供して行くことを目的としている。
7月21日に寄付者・家族・コミュニティのリーダーたちが集まって開催された祝賀会では、トヨタ・カナダ社から10万ドルの寄付が発表され、現時点での調達金は103万2000ドルとなった。
キャンペーン委員長のシド池田氏は「私達は日系社会の皆様のご支援をお願いしています。個人・家族・公的財団・私的財団・企業・団体の皆様、日系社会の伝統を維持していくためにも広く援助を呼びかけていただけるようお願い致します。」と引き続き広く寄付を呼びかけている。
脳科学心理メソッド入門セミナー開催
9月13日 / NorthYork Central Library
SAT(Structured Association Technique)公認心理カウンセラー斎藤章浩さんによる脳科学心理メソッド入門セミナーが開催された。SAT法とは筑波大学名誉教授宗像恒次博士が開発した心理療法で、構造化された独自の問いかけによって右脳活動を高め、効果的にひらめきを得て本来的自己の動機づけを促し小目標化で現実化させて行動変容を支援する再現性のある技法を指す。受講者はまず自身の気質を質問表を使って分析し、それぞれのタイプからどのようにすればストレスが軽減されるか、また社会的自分ではなく本来の自分を大切にし、幸せで健康な生活へのノウハウや、ストレスの改善法などを学んだ。
WeGift CANADA発足パーティが開催
9月12日 / Centre for Social Innovation
ギフトを贈る際の新サービスを提供するWeGift CANADA が発足、記念パーティが開催された。会場にはギフト商品の一部が展示され、来場者は商品を手に取って品質の高さを肌で感じていた。今や結婚式の引き出物としてカタログギフトが主流となっているが、ただカタログを贈るだけでは味気ない。WeGiftでは、日本を含めた世界中で集められたセレクト商品(主にハンドメイド商品)から贈り主が12種類を選び、まるでそれ自体がギフトのように可愛らしく包装されたカード状のカタログを作ることができる。結婚式に限らず、ギフトを贈る様々な場面で利用できる、新たなサービスが誕生した。 詳細はコチラ→http://wegift.ca
JCCCライブラリーがいよいよオープン!
JCCCライブラリーでは正式オープンに先駆け、10月19日(土)から週2回、下記のスケジュールで図書の貸し出しが始まる。オープンにあたり、関係者は「これまでの準備は図書室内での既存図書の整理から始まりました。ボランティアの皆様の献身的な作業の結果、素晴らしいライブラリーとなりました。この場を借りて、ボランティアの皆様に深くお礼を申し上げます。又、図書のご寄付をいただきました皆様にも感謝申し上げます。」と述べた。今後も作業は継続していくので、ライブラリーボランティアに興味のある人はJCCCに連絡をしてみよう。
JCCCライブラリー、貸出日スケジュール
水曜日:午後1時から午後5時まで
土曜日:午後12時から午後4時まで
ソフトオープニング期間はこの時間帯のみ閲覧と貸し出し可能
ベルエア慶子氏の外務大臣表彰伝達式
9月19日 / トロント総領事公邸
ウォータールー大学レニソン校さくら日本語学校名誉理事長兼特別顧問のベルエア慶子さんが平成25年度外務大臣表彰を授賞し、その伝達式が9月19日、トロント総領事公邸で行われた。慶子さんはウォータールー大学レニソン校で長年日本語講師を務められ、2011年同校にさくら日本語学校を設立されるなどキッチナー=ウォータールー地区における日本文化の振興、日本語教育の促進に貢献されたため今回の授賞となった。岸田文雄外務大臣からの表彰状を山本栄二総領事から授与された慶子さんは「非常に驚き、とまどっております。今日こうしてここに立てたのはレニソン校の教員が一生懸命頑張ってくれているから、そしてレニソン校の校長や教員方が施設を使わせてくれることを認めてくださったおかげです。世界で初めてであろう大学の施設内での大学付属の継承語日本語学校は静かでとても良い環境で子どもたちに教育できているのも皆様のおかげです。そしてレニソン校の教員は世界一だと思いますし、とても誇りに思っています。」と授賞の喜びと周りの方々への感謝の意を述べられた。
Petit Koyoi Cup 2013
9月14日 / Piper’s Heath Golf Club
日本人に大人気の日本食レストランKOYOIを経営するSakagura Canadaは、9月14日にトロント在住者の親睦をはかることを目的としたゴルフ大会を開催した。当日は11名が参加し、各参加者のドネーションでGolf Club、Golf Ballや化粧品、帽子、ワインなどが商品提供された。主催者のSung Stephan Choi氏は、「初心者から準プロまで、Golfを楽しむことを第一として、勝負よりは親睦を目的としたPetit Koyoi Cupが、来年はもっとたくさんの方達と出来ればと思います。」と抱負を語った。来年は是非TORJAも参加したい。
津軽三味線山口晃司 & 山口晃司三絃会
和の響き ~カナダと日本の架け橋コンサート~
11月5日(火)午後7時開演 / 日系文化会館(JCCC)
津軽三味線界の若き獅子、山口晃司さんと彼が率いる山口晃司三絃会の総勢10名で繰り広げられる壮大なコンサートが開催される。今回の公演では定番の津軽じょんから節や津軽あいや節から「O Canada」やさくらさくらなどお馴染みの曲など幅広い曲が披露される予定。会主の山口晃司さんは、若くして津軽三味線大会において数々の大賞を受賞し、世界中で活動中。吉田兄弟の弟、健一氏がプロデュースする三味線グループ、”疾風(はやて)”のメンバーでもあり、又今回の山口晃司三絃会のリーダーとして幅広く活躍中。日本のソウルミュージックと呼ばれる津軽三味線。その心に響く音色と総勢10名による迫力ある演奏を是非楽しもう。
JCCCからのお知らせ
津軽三味線を弾いてみよう♪山口晃司さんと山口晃司三絃会による津軽三味線のワークショップが11月4日に開かれます。津軽三味線の説明、三味線の構え方、撥の握り方、音をだしてみる。三味線に触れて音を出す楽しさを味わってもらう企画です。三味線はこちらでご用意します。
詳細・お申し込み: 416-441-2345 (JCCC)
展覧会「Middle Distance~折り合い~」作品募集
JAVA TorontoとJETAA Toronto主催で「Middle Distance~折り合い~」をテーマに関する作品の展覧会を11月22日〜24日まで開催予定。「折り合い」をテーマとした作品を11月18日まで募集中。
詳細は下記
javatoronto.com/call-for-submission-nakamichi-middle-ground/