トロント日系コミュニティ イベント&ニュース 3月号(2018年)
トロントにいても日本のお正月を感じよう「ふれてみよう、日本のお正月」 お正月会開催
@日系文化会館
1月28日(日)に日系文化会館にて日系文化会館と新日系コミッティーが共催するお正月会のが開催された。
このイベントは毎年日系文化会館にて開かれ、多くの方が足を運び、「ふれてみよう、日本のお正月」というテーマのもとトロントでも日本らしいやり方で新年を祝っている。今年は約1400人が足を運び、大変な盛り上がりを見せた。
お正月を観て、ふれる
お正月会は小林ホールにてJCCC太鼓による勇ましい太鼓パフォーマンスで幕を開け、新年の幕開けを飾る演出に参加者も大興奮の様子だった。
日系文化会館理事長のゲーリー川口氏、伊藤恭子総領事、そして新日系コミッティー代表の武元昭儒氏らの挨拶の後には日本でもあまり見る機会が無い獅子舞がステージ上に現れ、華麗な舞を披露した。
太鼓や獅子舞といった演技の他、餅つきも行われ、来場者たちは代わる代わるお餅をつき、つきたてのお餅を美味しそうに頬張る場面も見られた。
他のエリアでは書き初めやかるた、着物体験、福笑い、コマ回しといった日本の伝統的なお正月を実際に体験するコーナーも設けられていた。
会場内には飲食コーナーもあり、遊び疲れた家族連れがおにぎり、からあげ、大福、そして焼き芋などを食べている様子も見受けられた。
日本のお正月を体験してふれあうコーナーの一方で小林ホールでは様々な演目も執り行われていた。うらら民舞会による「八木節」や周栄三氏による美しい舞踊の「年輪」といった伝統的な日本を感じられるパフォーマンスや、見ていて楽しい白藤青湖氏による南京玉すだれ、そして優雅な着こなしが魅力的な着物ファッションショーが披露された。
それだけでなく、会場が一体となって「ふるさと」や「ゆうやけこやけ」といった昔懐かしい歌が歌われた。
伝統的な演目だけでなくオハナフラによるフラダンスやフュージョンダンスなども披露され、トロントらしいユニークさを感じながら参加者たちは新年を祝った。
カナダにいても日本を忘れない
新日系コミッティー代表の武元昭儒氏は今年のお正月会を終えたあと、「日本の特別な文化であるお正月の雰囲気を少しでもこのカナダで味わってもらいたいという趣旨のもと、このお正月会は2000年から毎年開催させていただいております。
今年は約1400名がご来場され、とても賑やかなお正月会になりました。来年は20回目になります。またさらなる楽しいイベントになるよう頑張っていきますので引き続きNJCC並びにJCCCを宜しくお願いいたします!」と述べた。
日加修好90周年のとなる2018年。日系コミュニティの発展だけでなく日本文化が更にトロントに浸透することに期待したい。
日修学院、年初め恒例の『書初めコンクール』が開催
日修学院では、年初め恒例の『書初めコンクール』が開催され、入賞者が発表された。
出品作品は『元気にのびのび描かれているか』『はね、とめ、はらいの基本点画の筆使いが出来ているか』などを基準に選考が行われ、日修学院賞には、鈴木さやのさん(5年生)が選ばれた。
その他、優秀賞はモーラ花さん、松本桜彩さん、西脇綺乃さん、アンカーえみりさんの4名が入賞。
佳作賞には、小島佳來さん、玉井恵満さん、宇山仁那さん、福中里名さん、山本夏乃さん、桑原加偉さん、玉井結愛さん、クラークえまさん、根岸百希さん、コーベット海緒さん、マクドゥガル誠さんの11名が選ばれた。
なお、同コンクールに出品された全作品は2月3日(土)から2月24日(土)まで日修学院事務室前に展示された。