夏の終わり
読者の皆様、こんにちは。
11月4日にサマータイムが終わりましたね。日本でもオリンピックに合わせて導入しようとする動きがあったとか。現段階では、実現はあまり現実的ではなさそうです。
ご存知のように、カナダにはサマータイムが存在しますが、実はカナダ全域と言うわけではありません。British ColumbiaやNunavutの一部、Saskatchewan全域では実施していません。同じ国内でも時差があるというのは、日本にいては得られない感覚ですよね。
今年2018年は、3月11日~11月4日までがサマータイムでした。サマーどころではありません。私はこれまで、サマータイムと言う名前を冠するからには、それこそ夏の期間だけ変わるものだと思っていましたが、どうも違ったみたいです。サマータイムじゃない方が短いのですから驚きです。いやはや、留学すると、自分がいかにモノを知らないかを知れるいい機会になりますね。
現在の方式のサマータイムを最初に提唱したのは、イギリス人のウィリアム・ウィレットという建築業に携わっていた方のようです。彼が亡くなった翌1916年にイギリスとドイツで初めて導入されました。
かつては日本や中国、韓国でも導入されていた時期はありましたが、どれも廃止されてしまいました。やはり、時間が変わるというのは大きすぎる変化なのかもしれません。特に時間を気にする日本人にとっては。
地域レベルでは試験的に導入を試みている地方自治体もあるようですが、どれもあまり好評とは言えないとのことです。
友人がたまに「サマータイムってどんな感じ?」と訊いてきますが、私の感覚ではあまり関係ありません。たしかに腕時計を直す手間はかかりますが、逆に言えばエンジニアではない私にとってはそれくらいです。私の愛するiPadは自動的に適応してくれますし。
ただ、こうして改めてサマータイム終了の知らせを聞くと、やはり多少の寂寥感はありますね。日本では平成最後の夏。来年またサマータイムに出会うとき、我々は何をしているでしょうか。
皆さんは来年の夏、何をしていますか?